ドル円159円手前、中東情勢に注目か
掲載日:2026.05.18
本日のポイント
- 中東情勢と原油価格の動向
- 米・5月NAHB住宅市場指数
15日のNY市場では、ドル買いが優勢となった。FRBの金融政策見通しを巡って利上げの可能性が意識される中、米長期金利が上昇したことがドルの支えとなった。加えて、イランによるホルムズ海峡の事実上の閉鎖が続いており、中東情勢の緊迫化も有事のドル買いにつながった。こうした中、ドル円は底堅く推移し、高値を158.84円まで伸ばした。ユーロドルは1.16ドル台前半で上値の重い展開となった。
本日の東京市場では、ドル買いが優勢となった。中東紛争の和平に向けた道筋が見えない中、週明けのアジア時間も原油高や米金利上昇が続き、ドル買いを促したことが背景にある。一方で、ドル円が節目の159円に接近すると、日本の為替介入への警戒感も意識されてか、ドルの上値は抑えられた。こうした中、ドル円は朝方から強含み、一時159.07円まで上昇したが、その後は158円台後半で足踏みとなっている。ユーロドルは午前中に1.1609ドルまで下落したがその後は下げ渋り、1.1635ドルまで反騰している。
本日のポイントは、中東情勢と原油価格の動向、23:00の米・5月NAHB住宅市場指数だ。中東情勢では、湾岸地域での攻撃報道やホルムズ海峡を巡る警戒感が続いており、原油価格の上昇を通じてインフレ懸念やリスク回避のドル買いにつながりやすい状況にある。足元では中東関連のヘッドラインに原油価格やドル円が振らされやすく、引き続き報道には注意しておきたい。また、23:00には米・5月NAHB住宅市場指数が発表される。NAHB住宅市場指数は、米住宅建設業者の景況感を示す指標で、住宅市場の先行きを見る材料として使われる。今週は米主要指標が少ない一方で、住宅関連指標やFOMC議事要旨が予定されており、NAHBは週前半の米景気指標として確認しておきたい。結果が弱ければ住宅市場の鈍化が意識されてドルの重しとなる可能性があり、底堅さが確認されればドルを支える材料となる。