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ドル円161円台半ばで底堅い、今夜22時のFRB・ECB高官発言に注目

ドル円161円台半ばで底堅い、今夜22時のFRB・ECB高官発言に注目

掲載日:2026.06.22

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本日のポイント

  1. 1 米・ウォラーFRB理事の発言
  2. 2 欧・ラガルドECB総裁の発言

19日のNY市場は、米国がジューンティーンスの祝日で株式・債券市場が休場だったため、通常のNY市場と比べて参加者が限られ、材料に乏しい展開だった。前日のFOMC後に強まったドル高地合いは残っていたものの、米金利や株式市場を手掛かりにした売買は入りにくかった。また、ドル円は161円台で推移するなか、政府・日銀による為替介入への警戒感も強く、積極的に上値を追いにくい状況だった。こうしたなか、ドル円は161.20円台を中心に推移した。前日のドル高を引き継いで底堅さは残ったものの、米国休場で手掛かりが限られたため、上値を試す動きは限られた。ユーロドルはドル高地合いを背景に1.146ドル台で上値の重い展開が続いたが、NY時間は全体的に薄商いで方向感は限られた。

本日の東京市場では、米・イラン協議を巡る不透明感や米利上げ観測を背景に、ドル円は底堅く推移した。朝方は原油価格の上昇や米金利上昇がドル買いを支えたものの、その後はこれらの上昇が一服した。一方、日経平均株価が高値圏で推移するなか、リスク選好の円売りも入りやすく、ドル円は高値圏を維持した。こうしたなか、ドル円は朝方から161円台半ばで推移した。午前には161.60円付近まで上昇し、正午時点では161.53円前後と前週末比でドル高・円安水準を保った。その後も161円台半ばで底堅く推移し、午後には161.70円に近づく場面もあった。ユーロドルはドル高地合いを背景に上値が重く、1.1460ドル台を中心に推移した。

本日のポイントは22:00の米・ウォラーFRB理事の発言と、欧・ラガルドECB総裁の発言だ。ウォラーFRB理事は5月下旬に、インフレの広がりを理由に「利下げバイアス」を外すべきとの考えを示し、利下げ議論に強い慎重姿勢を示していた。さらに、2〜4年先のインフレ期待を重視する姿勢にも言及しており、今回の発言でもインフレ期待や労働市場、今後の追加利上げ余地に関する発言が注目される。FOMC後に米利上げ観測が意識されているだけに、タカ派的な発言が出れば米金利上昇を通じてドル買いにつながりやすい。一方、原油高の一服や景気への配慮を示す内容となれば、ドルの上値を抑える可能性がある。また、ラガルドECB総裁の発言にも注意したい。ECBは直近の理事会で中東情勢によるエネルギー価格上昇を理由に利上げを決定しており、スタッフ見通しでも2026年と2027年のインフレ見通しが上方修正された。一方で、成長見通しは下方修正されており、インフレ上振れリスクと景気下振れリスクの両方が意識されている。今回の発言で物価抑制を優先する姿勢が改めて示されればユーロ買い材料となりやすいが、エネルギー価格の落ち着きや景気への懸念が強調されれば、ユーロの上値を抑える展開も想定される。なお、ECB公式予定ではラガルド総裁は22日に複数のイベントへ参加予定で、15:00 (CET)の欧州議会ECON公聴会では冒頭発言の公表も予定されている。

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