ドル売りの流れ継続、米ミシガン指数とFRB発言に注目
掲載日:2026.06.26
本日のポイント
- 米・6月ミシガン大学消費者信頼感指数【確報値】
- 米・ミネアポリス連銀カシュカリ総裁の発言
25日のNY市場では、ドル売りが優勢となった。米5月PCEデフレーターは前年比+4.1%と市場予想通りだった一方、前月比は+0.4%と予想の+0.5%を下回った。コアPCEデフレーターも市場予想通りとなり、インフレ上振れへの警戒がいったん後退したことで、年内の米利上げ観測がやや後退した。米新規失業保険申請件数は21.5万件と予想の22.5万件を下回り、労働市場の底堅さを示したものの、相場の主な反応はPCEを受けたドル売りとなった。こうしたなか、ドル円は米PCE発表前に161.95円まで上昇していたものの、発表後は米利上げ観測の後退を背景に161.57円まで下落した。その後は下げ渋り、後半にかけて米金利が下げ幅を縮小すると161.80円付近まで持ち直して取引を終えた。一方、ユーロドルは米指標後のドル売りを受けて1.1388ドルまで上昇したが、後半はドル売りが一巡し、1.1370ドル付近まで反落してクローズした。
本日の東京市場では、前日のNY市場で進んだドル売りの流れを引き継ぎ、ドル円は上値の重い展開となった。FOMC後のドル高地合いに一服感が出るなか、162円の節目が近づいていたことで政府・日銀による為替介入への警戒感も残り、積極的に上値を追いにくい状況だった。こうしたなか、ドル円は朝方から161円台後半で推移した後、午前から午後にかけて水準を切り下げた。14時台には前日のNY市場で付けた安値を一時下回り、161.54円まで下落した。ユーロドルは前日のドル売りの流れを引き継ぎ、東京時間では下値の堅い展開となった。午前中に1.1355ドルまで下落したあと反騰。その後は1.137ドル台で推移した。
本日のポイントは23:00の米・6月ミシガン大学消費者信頼感指数【確報値】と、24:30のカシュカリ米ミネアポリス連銀総裁の発言だ。米6月ミシガン大学消費者信頼感指数は、市場予想が50.0と速報値の48.9から上方修正が見込まれている。速報値は5月の過去最低水準から改善し、市場予想も上回った。ガソリン価格の落ち着きが消費者心理の改善につながったとされており、今回も上方修正されれば、米個人消費への過度な懸念が和らぎ、ドルの支えとなりやすい。一方、同時に発表される期待インフレ率が下方修正されれば、米利上げ観測の後退を通じてドルの上値を抑える可能性がある。また、カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁の発言にも注意したい。アスペン・アイデア・フェスティバルでのパネル討論への参加が予定されている。家計の負担感や物価認識に関するテーマであり、金融政策そのものを主題にした講演ではないものの、足元ではPCEデフレーターを受けて米利上げ観測がやや後退しているだけに、インフレや消費者の物価負担、政策運営に踏み込む発言があれば米金利やドル相場が反応しやすい。タカ派的な内容となればドル買い材料となる一方、物価圧力の和らぎや家計負担への配慮が強調されれば、ドルの上値を抑える可能性がある。
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