vantage
vantage

前週末から続いた円買い一服

前週末から続いた円買い一服

前週末から続いた円買い一服

掲載日:2026.01.27

NEW

本日のポイント

  1. 1 米・1月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
  2. 2 米・1月リッチモンド連銀製造業指数

26日のNY市場は序盤ではドル売りが先行したものの、その後は下げ渋り、小幅に買い戻された。22:30に発表された米・11月耐久財受注は市場予想を上回る強い結果だったが、為替市場への影響はほぼ見られなかった。ドル円は一時153.62円まで下落したが、NY市場開場前と同水準の154.27円まで買い戻された。ユーロドルはNY市場に入ると買いが強まり、1.1906ドルまで上昇。昨年9月以来の1.19ドル台をつけた。買い一服後は1.187ドル台での小幅な推移となった。5,080ドル台で推移していたゴールドは、NY市場後半に入ると売りが強まり5,011ドルまで下落した。

本日の東京市場では、前週末から進んでいた円買いが一服となり、円が値を下げた。ドル円は日銀総裁の会見後に付けた159.22円から昨日海外市場で付けた安値の153.31円まで約6円急落した。本日の東京市場では154.62円の高値をつけ昨日安値から1.3円上昇したが、下落幅に対して戻りが鈍いと捉えられる。為替介入への警戒感や米政府閉鎖懸念から、ドルを買いあがる動きが出づらいようだ。ユーロドルは1.19ドル目前まで上昇する場面もあったが、昨日同様、1.19ドル付近では上値が重い。本日から始まるFOMCの結果を待ちたいとの思惑もありそうだ。

本日の注目ポイントは米・1月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)と米・1月リッチモンド連銀製造業指数だ。ともに24:00に発表される予定。本日の消費者信頼感指数は米民間調査機関であるコンファレンス・ボードが発表する指標。5,000世帯を対象に、景気や雇用情勢などについて消費者に調査した結果であり、消費者の視点から米国経済の状況を確認できる。ミシガン大学消費者信頼感指数とともに、経済活動全体に重要な役割を果たす個人消費に関する重要指標となっている。雇用と所得に対する不安の高まりから軟調な推移が続いているが、今回は市場予想91.0で前回の89.1から改善し、6ヵ月ぶりに上昇に転じる見込み。予想を上回る強い結果となればドル買いの材料と判断される可能性がある一方で、予想を下回る弱い結果となればドル売りが強まる可能性がある。消費者信頼感指数と同時刻に発表されるリッチモンド連銀製造業指数は、リッチモンド連銀管轄地域の製造業部門の景況感を表す指数だ。消費者信頼感指数と比較すると市場の注目度は劣る場合が多い。指数が0を上回ると製造業部門の業況の改善を示し、0を下回ると業況の悪化を示す。市場予想は-5。前回の-7からは改善するがマイナス圏での推移が続く見込み。結果が予想を上回ればドル買い、下回ればドル売りの材料となる可能性がある。

加藤健一

著者:加藤健一

著者:加藤健一

大手証券会社でリサーチ業務に10年以上従事した後独立し、現在はFX・暗号資産・株式市場を専門とするマーケットストラテジストとして活動。為替・株価・仮想通貨の値動きに影響を与える経済指標、中央銀行の政策、地政学リスク、投資家心理といった要素を多角的に読み解き、タイムリーな市況レポートを発信している。