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ドル買い一服するも底堅く推移

ドル買い一服するも底堅く推移

ドル買い一服するも底堅く推移

掲載日:2026.02.03

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本日のポイント

  1. 1 米・リッチモンド連銀バーキン総裁の発言
  2. 2 米・ボウマンFRB副議長の発言

2日のNY市場では、24:00に発表された1月ISM製造業景況指数が予想を上回ったことが好感され、ドル買いが先行した。同指標の市場予想は48.5だったが、結果は52.6。景気拡大・縮小の分かれ目となる50を 昨年2月分以来11ヵ月ぶりに上回った。ドル円は同指標発表後、155.70円まで上昇。その後も底堅く推移し155円台後半での値動きを維持した。ユーロドルは指標発表後1.1790ドルまで下落。その後も軟調に推移し1.1777ドルまで下げ幅を拡大した。欧州市場で4,812ドルまで買い戻されていたゴールドはNY市場に入ると反落。ただ4,600ドル台半ばまで下落すると買い支えもみられ、揉み合いとなった。

本日の東京市場では、小幅にドル安となっている。次期FRB議長の指名から続いたドル買いは一服。新しい判断材料はなく主要通貨では小幅な値動きとなった。ドル円は前日のNY市場で先々週の終値付近である155.78円まで上昇したが、その後は買い一服となっている。ただ、大きく売られる値動きはなく、155円台半ばでの緩やかな値動きとなっている。ユーロドルは午前中に上昇し1.18ドル台を回復したあと、方向感に欠ける小幅な値動き。一方で、本日の日中は豪ドル買いが強まっている。RBAによる政策金利引き上げや、「インフレ率は当面目標を上回る水準で推移する可能性が高い」とした声明文を受けて、豪ドル円は2024年7月以来の高値となる109.35円まで急騰した。

本日予定されていた米・JOLTS求人件数は米政府機関一部閉鎖の影響で延期。そのため本日の注目ポイントは米国の要人発言をあげる。本日は22:00からリッチモンド連銀バーキン総裁、24:00からボウマンFRB副議長の発言が予定されているため、発言の内容を確認したい。FOMCでの投票権を持つボウマン氏は、1月30日の講演で「労働市場がなお脆弱である」としつつ、「インフレの高止まりに加え、政府閉鎖に起因する経済データの潜在的なゆがみを巡る不確実性を考えると、追加利下げを待つことには妥当性がある」との認識を示している。ここ最近の米指標の強さも踏まえ、発言に追加利下げへの慎重さが見られれば、ドル高が加速する可能性がある。

加藤健一

著者:加藤健一

著者:加藤健一

大手証券会社でリサーチ業務に10年以上従事した後独立し、現在はFX・暗号資産・株式市場を専門とするマーケットストラテジストとして活動。為替・株価・仮想通貨の値動きに影響を与える経済指標、中央銀行の政策、地政学リスク、投資家心理といった要素を多角的に読み解き、タイムリーな市況レポートを発信している。