英国と欧州の政策金利発表に注目
掲載日:2026.02.05
本日のポイント
- 英・BOE政策金利&声明発表
- 欧・ECB政策金利&声明発表
4日のNY市場では、米国指標の結果を受けたドル買い・ドル売りが目立った。22:15に発表された1月ADP雇用統計は市場予想4.8万人で、前月の4.1万人を超える強い結果が見込まれていたものの、結果は2.2万人と予想を大きく下回った。これを受けてドル円は156.34円まで下落。その後、24:00に発表された1月ISM非製造業景況指数が予想を超える強い結果となりドル買いに転じた。ISM非製造業景況指数発表後、ドル円は156.93円まで反騰。ユーロドルはドイツ金利の低下が重石となり、ADP雇用統計後の上昇は限定的。1.182ドルを中心とした値動きから、ISM非製造業景況指数の結果を受けて1.179ドル台まで下落し。以降は1.18ドルを挟んだレンジで推移した。NY市場前に5,050~5,080ドルのレンジで上下していたゴールドは、NY市場に入ると下落。ISM非製造業景況指数を受けて下落幅を4,849ドルまで拡大した。
本日の東京市場ではドルが底堅く推移。円については衆院選を前に売り圧力が強く、ドル円は156.8円台を中心とした高値圏で底堅く推移。156.7円付近まで下押しされる場面が二度あったが、同水準では買いが根強く、すぐに買い戻される展開となった。15:00過ぎには一時157円台に乗せ、2週ぶりの高値を更新。ユーロドルは午前中、方向感に欠ける小幅な値動きを続けていたが、11:00台には1.1785ドルまで下落。その後は同水準付近での小幅な値動きが続いた。本日予定されているECBの金融政策発表を睨む様子見ムードか。
本日のポイントは英・BOEと欧・ECBの政策金利発表。21:00発表のBOE政策金利は据え置き予想。前回の12月会合では、インフレの上昇圧力緩和と労働市場の悪化懸念を理由に利下げが実施されたが、今回は次の利上げ時期がいつになるかが焦点となる。最新のBOEの見立てでは、昨年秋をピークとしてインフレ率が鈍化傾向を続けるとされている。1月の英国CPIは3.4%と強い結果となったが、この見通しに修正はないか、また、次の利下げ時期についての言及はあるのか、声明や金融政策報告、ベイリー総裁による会見の内容を確認したい。22:15発表のECB政策金利も据え置き予想が濃厚。グリーンランドや欧州の安全保障問題から米国との間で通商摩擦が強まれば、景気に下押し圧力が加わる可能性はあるものの、現状では利下げサイクルは終了したとの見方が有力だ。声明やラガルド総裁の発言から利下げサイクル終了を裏付ける内容が確認できるのか、マーケットの反応を注意深く見守りたい。