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円売りドル買いが進みドル円155円台

円売りドル買いが進みドル円155円台

円売りドル買いが進みドル円155円台

掲載日:2026.02.19

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本日のポイント

  1. 1 米・先週分新規失業保険申請件数
  2. 2 米・2月フィラデルフィア連銀製造業景気指数

18日のNY市場は円売りドル買いが強まった。22:30に発表された米国経済指標で強い結果が揃い、ドル買いが強まったか。また、28時に公表されたFOMC議事要旨では、インフレ率が2.0%以上の推移を続けた場合、利上げも必要になるとの意見があったことが分かった。ドル円は22:30の指標発表後から上昇が強まり154.8円台まで上昇。先週から続いていた153円付近を中心とするレンジを上放れした。ユーロドルは22:30以降のドル買いの影響に加え、ラガルドECN総裁がフランス大統領選前の退任を望んでいるとの報道を受け売りが強まった。ユーロドルはNY市場を通して軟調に推移し、1.1788ドルまで下落した。

本日の東京市場では円売り優勢で推移。FOMC議事要旨で利上げの可能性について触れられていたことによるドル買いの加速や、日本の衆院選後の円買い戻しが一服したことが大きいか。ドル円は朝方にかけて154円台後半での揉み合いが続いていたが、東京市場開場後に上昇が強まった。正午ごろに155.23円まで上昇すると、その後、揉み合いながらも155.34円まで上げ幅を拡大した。一方でユーロドルは小幅に上昇。前日NY市場での下落に対する反発か。1.180ドル付近まで値を戻している。

本日の注目ポイントは22:30の米・先週分新規失業保険申請件数と、2月フィラデルフィア連銀製造業景気指数だ。新規失業保険申請件数は、米国内で失業保険を初めて申請した件数を集計したもの。今回の市場予想は22.5万件。市場予想を上回る弱い結果となった場合、2月の雇用統計への懸念が高まる可能性に注意したい。FOMC議事要旨公表後に出現した利上げの可能性が後退すると、ドル売りの材料と判断されることも想定される。同時刻22:30に発表されるフィラデルフィア連銀製造業景気指数は、フィラデルフィア連銀の管轄区内の製造業を対象に景況感を調査した指標だ。指数がプラスの場合は景気拡大、マイナス圏の場合は景気後退と判断される。市場予想は+7.8となっている。先日発表されたNY連銀の製造業景気指数は市場予想を上回る回復となった。本日発表のフィラデルフィア連銀管轄区内でも好調な結果となれば、米国の製造業の景気改善への期待が向上し、ドルが買われる可能性がある。

加藤健一

著者:加藤健一

著者:加藤健一

大手証券会社でリサーチ業務に10年以上従事した後独立し、現在はFX・暗号資産・株式市場を専門とするマーケットストラテジストとして活動。為替・株価・仮想通貨の値動きに影響を与える経済指標、中央銀行の政策、地政学リスク、投資家心理といった要素を多角的に読み解き、タイムリーな市況レポートを発信している。