米国指標に注目
掲載日:2026.02.20
本日のポイント
- 米・12月PCEデフレーター
- 米・第4四半期GDP【速報値】
19日のNY市場では、ドル買いが先行した。22:30に発表された米・前週分新規失業保険申請件数と、2月フィラデルフィア連銀製造業景気指数が市場予想より強い結果だったことで、一時ドル買いが強まった。ただ、ドル買い一服後は反落している。ドル円は指標発表後155.28円まで上昇したが、東京市場でつけた高値に届かず、154円台後半まで反落した。ユーロドルは米国指標の強い結果を受け、1.1742ドルまで安値を切り下げた。その後は1.1770ドル付近での推移が続いた。
本日の東京市場では、小幅な円売りドル買い。連休前のポジション調整が中心となったか。朝方に発表された日・1月全国CPIでは伸びの鈍化が示されやや円売りに振れたが、反応は限定的だった。ドル円は日本のCPI発表後、155.2円まで上昇。その後は155.1円台を中心とする小幅なレンジでの揉み合いで推移した。ユーロドルは午前中にかけて1.1753ドルまで下落。その後は1.175ドル台での小幅な値動きとなっている。
本日のポイントは22:30の米・12月PCEデフレーターと、米・第4四半期GDPの速報値だ。PCEデフレーターは、商務省経済分析局が発表する個人消費支出の変動分のうち、物価変動によるものを除くための指数である。名目個人消費支出をPCEデフレータで割ることで実質個人消費支出が算出される。変動の激しい食品とエネルギーを除いた数字をコアPCEデフレータとして同時に発表する。FOMCメンバーによる物価見通しでは、両方の数字が示される。今回の市場予想は前年比2.8%、PCEコアデフレーターは前年比2.9%となっている。先日発表されたCPIでは市場の想定以上にインフレ率が鈍化していることが示され、利下げ期待が上昇した。PCEデフレーターも下振れした場合、ドル売りが強まる可能性がある。その一方で、FOMC議事要旨でインフレ率が2.0%に向かっていかない場合、利上げの可能性があることが示されているため、上振れにも反応しやすい可能性がある。同時刻22:30に発表される第4四半期GDPは米国内で新たに生産された財やサービスの合計金額から測定した指標だ。市場予想は前期比年率3.0%。GDPの速報値は市場からの注目度が高いため、市場予想と結果に差があれば値動きが大きくなる可能性があるため注意しておきたい。