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週末に中東情勢への警戒感高まりドル買い先行

週末に中東情勢への警戒感高まりドル買い先行

週末に中東情勢への警戒感高まりドル買い先行

掲載日:2026.03.23

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本日のポイント

  1. 1 米・ミランFRB理事の発言
  2. 2 欧・3月消費者信頼感【速報値】

20日のNY市場では円売り優勢となった。経済指標などのイベントが予定されていない中、序盤はドル買いが先行し、NY市場後半ではユーロが買い戻された形だ。ドル円は東京市場・欧州市場に続き堅調に推移。159.38円まで上昇した。ユーロドルはNY市場序盤では売り優勢で1.1525ドルまで下落したが、その後反騰。1.1572ドルまで買い戻されて閉場した。

本日の東京市場では、ドル買いが先行。週末に中東情勢への警戒感が高まったことが背景だ。21日のトランプ大統領によるSNSへの投稿をきっかけに、原油価格が上昇。原油高に連れてドルも買われた。ドル円は159.6円まで上昇した後、159円台中盤での揉み合いとなっている。ユーロドルは前週終値から値を下げて取引開始。一度は買い戻されたが、上値は重く、再び安値を試す動きとなった。

本日のポイントは21:45のミランFRB理事の発言と、24:00に発表される欧・3月消費者信頼感の速報値だ。ミラン理事は就任以来一貫して利下げを支持し続けており、先週のFOMCでもメンバーの中で唯一利下げを支持した。本日の発言でも利下げを支持することが予想されサプライズとはなりにくいが、インフレリスクに警戒感を示すなど、据え置き支持に繋がるような発言があった場合はドルの売買に影響する可能性がある。24:00の欧・消費者信頼感は欧州圏における、経済に対する消費者のマインドを測定する指標だ。経済活動全体に重要な役割を果たす個人消費の先行指標となっている。市場予想は-14.2。前回は-12.2で、2024年11月以来の高値となった。市場予想を上回った場合はユーロ買い、下回った場合はユーロ売りの材料と判断される可能性がある。

加藤健一

著者:加藤健一

著者:加藤健一

大手証券会社でリサーチ業務に10年以上従事した後独立し、現在はFX・暗号資産・株式市場を専門とするマーケットストラテジストとして活動。為替・株価・仮想通貨の値動きに影響を与える経済指標、中央銀行の政策、地政学リスク、投資家心理といった要素を多角的に読み解き、タイムリーな市況レポートを発信している。