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前日海外市場でのドル売りに対して反発

前日海外市場でのドル売りに対して反発

前日海外市場でのドル売りに対して反発

掲載日:2026.03.20

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本日のポイント

  1. 1 ロンドンフィキシング
  2. 2 独・ナーゲル独連銀総裁の発言

19日のNY市場ではドルが値を下げた。この日は日銀とECBがそれぞれ政策金利の据え置きを発表したが、日銀は利上げ姿勢は崩さず、ECBは今後のインフレの上振れを予想した。このことに加え為替介入への警戒感でドルが売られたか。植田総裁の会見以降下落していたドル円はNY市場に入ると下落幅を拡大した。158円ちょうど付近で一時的に値を戻す動きも見られたが、最終的には157.5円まで下落。ユーロドルはラガルド総裁の会見開始以降上昇が加速。NY市場終盤まで上昇を続け、1.616ドルの高値を付けた。

本日の東京市場は祝日のため休場。同時間帯の為替市場では、前日海外市場でのドル売りに対してドルがやや買い戻された。ドル円は朝方に158円台に戻すと昼までに158.34円まで上昇。午後は158.4円を中心とした揉み合いとなった。ユーロドルは朝方から軟調に推移し、1.1553ドルまで下落した。

本日のポイントは24:00のロンドンフィキシングと26:30のナーゲル独連銀総裁の発言だ。ロンドンフィキシングはロンドン市場の対顧客向けの為替基準レートが決まる時間で、日本の仲値にあたる時間だ。ロンドンフィックスの前後では様々な思惑による売買が交錯し、値動きが荒くなる可能性がある。26:30に発言予定のナーゲル氏は本日の日本時間15時台の発言で、「イラン戦争の影響で物価上昇圧力が一段と高まった場合、ECBが4月にも利上げを検討することが必要になる」との見解を示している。利上げの必要性に関する発言をより強めた場合、4月ECB会合での利上げに対する期待が高まる可能性がある。

加藤健一

著者:加藤健一

著者:加藤健一

大手証券会社でリサーチ業務に10年以上従事した後独立し、現在はFX・暗号資産・株式市場を専門とするマーケットストラテジストとして活動。為替・株価・仮想通貨の値動きに影響を与える経済指標、中央銀行の政策、地政学リスク、投資家心理といった要素を多角的に読み解き、タイムリーな市況レポートを発信している。