主要通貨は小動き。今夜は米ISM非製造業景況指数とトランプ会見が焦点か
掲載日:2026.04.06
本日のポイント
- 欧・休場
- 米・3月ISM非製造業景況指数
3日のNY市場はグッドフライデーで休場。同時間帯の為替取引では、ドル円が横ばい圏で推移する一方、ユーロドルは売り優勢となった。ドル円は21:30に発表された米3月非農業部門雇用者数が予想を上回ったことを受けて、一時159.85円まで上昇した。ただ、その後は買いが続かず159.49円まで反落し、後半は159.60円付近を中心とした動意に乏しい展開が続いた。ユーロドルは、強い米雇用統計を受けて一時1.1520ドル台まで下落。その後も戻りは鈍く、後半は1.1520ドル付近での狭いレンジ推移となった。
本日の東京市場では、米国とイランが45日間の停戦条件を協議していると伝わり、実際に合意に至るなら中東リスクの後退を通じて有事のドル買いが巻き戻されるとの見方が意識された。ただ、なお協議段階で、情勢がすぐに沈静化するかは不透明なため、市場全体としては様子見ムードが強かった。こうした中、ドル円は159円台半ばを中心に横ばい圏で推移し、先週金曜より値幅はやや広がったものの方向感は限られた。一方、ユーロドルは底堅く、主に1.1520ドル台で推移した後、14時過ぎには1.1530ドルまで上昇した。
本日のポイントは、23:00の米・3月ISM非製造業景況指数と、26:00に予定されているトランプ大統領の記者会見だ。ISM非製造業景況指数は、米サービス業の景況感を示す重要指標で、米国経済の底堅さや先行きの需要動向を探るうえで注目されやすい。50が景気拡大・縮小の分岐点となる。前回2月分は56.1と50を上回り、サービス業の拡大基調が続いていることが確認された。今回の市場予想は55.0で、やや鈍化は見込まれているものの、引き続き拡大圏を維持する見通しだ。結果が予想を上回れば米景気の底堅さが意識されてドルを支える可能性がある一方、予想を下回り50に近づくようなら、景気減速懸念を通じてドル売り材料となる余地がある。さらに、26:00にはトランプ大統領の記者会見が予定されており、直近の経緯からみてイラン情勢を巡る発言が見込まれる。内容次第では、ドルや原油相場が大きく反応する可能性がある。なお、欧州ではイースターマンデーに伴いロンドン市場などが休場となるため、市場参加者が限られやすく、流動性の低下にも注意したい。