円売り基調続くも、ドル円160円手前では上値重い
掲載日:2026.04.07
本日のポイント
- 米・2月耐久財受注
- 米・ジェファーソンFRB副議長の発言
6日のNY市場では、中東情勢の先行き不透明感を背景に円売りが優勢となった。トランプ米大統領がホルムズ海峡の再開に向けた新たな期限を示す中、市場ではリスク回避の地合いが意識され、ドル円は160円に迫る水準まで上昇した。一方、ユーロドルは1.154ドル台で推移しており、市場全体をみると、ドルが一方的に買われたというよりは、円の弱さが目立つ展開だった。もっとも、NY市場後半には円もやや下げ渋り、ドル円は159円台後半で上値の重い動きとなった。
本日の東京市場では円売りが優勢となった。中東情勢の先行き不透明感が意識される一方、停戦成立への期待も残っている。加えて、ドル円が節目の160円に接近していたことで、為替介入への警戒感も根強く、ドル円は上値を追いにくい地合いとなった。こうした中、ドル円は午前中に上昇したものの、160円手前では伸び悩み、159円台半ばから後半を中心に推移した。一方、ユーロドルは午前中に一時1.1524ドルまで下落したものの、午後には開場前の水準を上回るまで持ち直しており、相場全体ではドル買いというより円売りが中心だった。
本日の注目材料は、21:30発表の米・2月耐久財受注と、翌6:50予定のジェファーソンFRB副議長の発言だ。耐久財受注は、企業の設備投資や先行き需要を映しやすい指標として注目される。前回1月分は前月比0.0%でほぼ横ばいだった一方、輸送用機器を除くコアは同0.4%増と底堅さがみられた。今回の市場予想は、全体で前月比-1.2%、コアで同+0.5%となっている。結果が市場予想を下回れば、ドル売り材料となる可能性がある。また、翌6:50にはジェファーソンFRB副議長が「経済見通しと労働市場」をテーマに講演する予定。足元では、中東情勢やエネルギー価格の影響に加え、米景気と雇用の強さが金融政策見通しを左右しやすい状況にある。ジェファーソン副議長は3月26日の講演でも、「米経済は成長を続けている一方で、労働市場はおおむね均衡しているがショックには脆弱だ」と述べており、今回も景気や雇用、政策運営に関する発言が出れば、ドル相場の材料となる可能性がある。