米イラン新展開と製造業指数を注視か
掲載日:2026.04.27
本日のポイント
- 米・ダラス連銀製造業活動指数
- 米・2年債入札
24日のNY市場では、ドル売りが優勢となった。米司法省がパウエルFRB議長に対する捜査を終了したと伝わり、市場では次期FRB議長候補とされるウォーシュ氏の承認に向けた障害が後退したことで、将来的な利下げ期待が意識されたことが背景にある。加えて、米・イランの和平協議を巡る楽観的な見方も広がり、有事のドル買いが後退した。こうした中、ドル円は一時159.65円まで上昇した後、159.31円まで下落し、終盤は159.40円前後で推移した。一方、ユーロドルは1.1721ドルまで上昇し、高値圏での推移となった。
本日の東京市場では、主要通貨は方向感に欠ける展開となった。午前は、ホルムズ海峡の再開や戦争終結に向けたイランの新提案が報じられたことで期待感からややドル売りが強まったものの、実際に情勢が好転するかには懐疑的な見方も多く、積極的にポジションを傾ける動きは限られた。加えて、28日以降に主要中銀の金融政策決定会合を控えていることも様子見ムードにつながった。こうした中、ドル円は週明けに159円後半へ上昇して始まった後、イランの新提案報道を受けて159円前半まで下落したが、その後は下げ渋り、159円半ばで推移した。ユーロドルは先週終値の1.1704ドルから値を下げ、1.1690ドルで取引開始。その後1.1730ドルまで上昇した。
本日のポイントは、23:30の米・4月ダラス連銀製造業活動指数と、26:00の米2年債入札だ。ダラス連銀製造業活動指数は、テキサス地区の製造業景況感を示す指標で、米製造業の先行きを探る材料としてみられやすい。結果が弱ければ米景気への慎重な見方を通じてドル売りにつながりやすく、逆に改善が確認されればドルの下支え材料となりやすい。もう1つは米2年債入札だ。主要な米経済指標が限られる日だけに、入札結果を通じた米短期金利の反応は相場材料になりやすい。応札が弱ければ米金利上昇を通じてドルを支える可能性があり、逆に無難に通過すれば相場への影響は限られやすい。また、前述した通り本日の日本時間午前中に中東情勢の新しいヘッドラインが出た。今後の展開に注視したい。
マーケットレポート 記事一覧
2026.04.28
NEWドル買い根強く、日銀会合後も反発か
2026.04.27
NEW米イラン新展開と製造業指数を注視か
2026.04.24
NEW東京市場は膠着、米ミシガン指数を注視か
2026.04.23
NEW中東関連の報道に左右される展開、米重要指標を控えドル円は一段の高値更新をうかがうか
2026.04.22
NEW方向感乏しい東京市場、米20年債入札とラガルド総裁発言を見極めか
2026.04.21
ドル買い先行も東京市場は小動き、米小売売上高待ちか
2026.04.20
東京市場は円売り優勢、中東情勢と原油価格の動向に注目か
2026.04.17
ドル円は159円台半ばへ上昇、米要人発言と中東情勢に注目