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ドル円は方向感模索か。今夜は米製造業受注指数とウィリアムズ総裁発言に注目

ドル円は方向感模索か。今夜は米製造業受注指数とウィリアムズ総裁発言に注目

ドル円は方向感模索か。今夜は米製造業受注指数とウィリアムズ総裁発言に注目

掲載日:2026.05.04

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本日のポイント

  1. 1 米・3月製造業受注指数
  2. 2 米・NY連銀ウィリアムズ総裁の発言

1日のNY市場では、ドル買いが優勢となった。日中には為替介入への警戒感からドル円が大きく下落する場面もあったが、NY市場では急落後の反動から買い戻しが入り、ドル円は157円ちょうど付近まで値を戻した。米4月ISM製造業景況指数が市場予想を上回ったこともドルの支えとなった。一方、ユーロドルは前半に1.1785ドルまで上昇した後、1.172ドルまで反落した。

本日の東京市場はみどりの日で休場。東京時間の取引では荒い値動きとなった。ドル円は上窓をあけて寄り付いた後、朝方から買われ157.2円台まで上昇したが、先週金曜の高値が近づくと売りが強まり、一時155.72円まで反落した。その後は再び買い戻しの動きが出ている。一方ユーロドルは1.174ドル台で寄り付いた後、1.172ドル台まで下落。その後は同水準での揉み合いとなった。

本日のポイントは、23:00の米・3月製造業受注指数と、25:50のNY連銀ウィリアムズ総裁の発言だ。製造業受注指数は、米製造業の受注動向を示す指標で、設備投資や企業活動の勢いを確認する材料として注目される。前回2月分は前月比+0.0%で横ばいとなり、製造業の回復感は限定的だった。今回は市場予想が前月比0.5%増となっており、受注が持ち直すかが焦点となる。結果が予想を上回れば米製造業の底堅さが意識されてドルを支える可能性がある一方、弱い結果となれば景気減速懸念を通じてドル売り材料となる余地がある。また、25:50にはNY連銀ウィリアムズ総裁の発言が予定されている。ウィリアムズ総裁はFOMCで常任投票権を持つため、景気やインフレ、今後の金融政策に関する発言が出ればドル相場の材料になりやすい。足元では中東情勢やエネルギー価格の影響に加え、米景気の底堅さとインフレ圧力の見極めが焦点となっているため、利下げ時期や政策金利の据え置き期間に関する示唆があるかを確認しておきたい。

加藤健一

著者:加藤健一

著者:加藤健一

大手証券会社でリサーチ業務に10年以上従事した後独立し、現在はFX・暗号資産・株式市場を専門とするマーケットストラテジストとして活動。為替・株価・仮想通貨の値動きに影響を与える経済指標、中央銀行の政策、地政学リスク、投資家心理といった要素を多角的に読み解き、タイムリーな市況レポートを発信している。