対ユーロでドル買い優勢、ドル円は横ばい
掲載日:2026.05.05
本日のポイント
- 米・4月ISM非製造業景況指数
- 米・3月JOLTS求人
4日のNY市場では、対ユーロでドル買いが優勢となった。イラン情勢が再び緊迫化する中、原油先物相場や米長期金利が上昇し、有事のドル買いが意識されたことが背景にある。こうした中、ドル円は157.30円まで上昇する場面があったものの、全体としては横ばい圏での推移となった。一方、ユーロドルは1.1681ドルまで下落し、対ユーロではドルの底堅さが目立った。
本日はこどもの日で東京市場が休場。アジア時間の取引では、前日のNY市場の流れを継ぐ形となった。ドル円は157.2円台で方向感なく小幅な推移。ユーロドルは午前中に軟調な推移となり1.1678ドルまで値を下げた。ただその後は買い戻しの動きが出ている。
本日のポイントは、23:00の米・4月ISM非製造業景況指数と、同じく23:00の米・3月JOLTS求人件数だ。ISM非製造業景況指数は、米サービス業の景況感を示す重要指標で、個人消費や内需の底堅さを確認するうえで注目されやすい。前回3月分は54.0と、2月の53.4から上昇しており、サービス業の底堅さが確認された。今回は前回からやや鈍化する見込みとなっており、景況感の拡大基調が維持されるかが焦点となる。結果が予想を上回れば米景気の底堅さが意識されてドルを支える可能性がある一方、予想を下回れば景気減速懸念を通じてドル売り材料となる余地がある。また、JOLTS求人件数は米労働市場の需給を示す指標で、FRBの金融政策見通しにも影響しやすい。前回2月分は688.2万人と、その前の694.6万人から減少しており、労働需要の鈍化が意識された。今回の市場予想は681.0万人で、求人件数の減少傾向が続く見込みとなっている。予想を上回れば労働市場の底堅さが意識されてドル買い材料となる可能性がある一方、予想を下回れば雇用環境の緩みが意識され、ドル売りにつながりやすい。特にISM非製造業と同時刻の発表となるため、景況感と労働需要の両面から米景気の強弱を確認する展開となりそうだ。