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ドル円は154円前後でもみ合い

ドル円は154円前後でもみ合い

ドル円は154円前後でもみ合い

掲載日:2026.09.11

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本日のポイント

  1. 1 米・8月消費者物価指数(CPI)
  2. 2 米・9月ミシガン大学消費者態度指数【速報値】

10日のNY市場では、ドル買いが優勢となった。米8月生産者物価指数は市場予想に沿う内容だったが、原油価格の急騰を背景とするインフレ警戒から、米長期金利とともにドルが買われた。短期金融市場では来週のFOMCでの利上げ観測も強まり、ドルの支えとなった。ECB理事会では予想通り0.25%の利上げが決定。追加利上げの可能性も意識されたが、ドル買いの流れが優勢でユーロの戻りは限られた。ドル円は153.29円から154.67円まで上昇し、154.42円で取引を終えた。一方、ユーロドルは1.1592ドルまで下落した後に1.1642ドルまで買い戻され、1.1612ドルで取引を終えた。

本日の東京市場では、ドル円は弱含んだ。東京序盤は前日のドル高を引き継いで底堅く推移。その後、NY原油先物が時間外取引で下落すると、日本の貿易収支悪化への懸念が和らぎ、円買いが優勢となった。米長期金利の上昇も一服しており、ドル円は上値の重い展開。ドル円は東京序盤の154円台半ばから153.96円付近まで下落し、午後は154円を挟んでもみ合った。一方、ユーロドルは前日のNY終値を挟んで売買が交錯した。

本日のポイントは21:30に発表される米8月消費者物価指数(CPI)と、23:00の米9月ミシガン大学消費者態度指数の速報値だ。総合CPIは前年比+3.4%と、前回と同じ伸びが見込まれている。食品とエネルギーを除くコアCPIは前年比+2.4%と、前回の+2.5%から鈍化する予想。総合・コアともに予想を上回れば、前日のPPIに続いてインフレ圧力の強さが意識され、米金利上昇とドル買いにつながりやすい。一方、コア指数が予想を下回れば、利上げ観測の後退からドル売りが強まる可能性がある。ミシガン大学消費者態度指数の市場予想は51.0前後で、前回の51.7から低下する見通し。予想を上回れば個人消費の底堅さが意識される一方、下回れば景気減速への警戒からドルの重しとなりやすい。ただし、市場の反応はCPIの結果が中心となりそうだ。同時に公表されるインフレ期待が上振れすれば、米金利とドルを押し上げる材料となる。

加藤健一

著者:加藤健一

著者:加藤健一

大手証券会社でリサーチ業務に10年以上従事した後独立し、現在はFX・暗号資産・株式市場を専門とするマーケットストラテジストとして活動。為替・株価・仮想通貨の値動きに影響を与える経済指標、中央銀行の政策、地政学リスク、投資家心理といった要素を多角的に読み解き、タイムリーな市況レポートを発信している。