ドル円は155円付近まで上昇
掲載日:2026.09.15
本日のポイント
- 米・9月NY連銀製造業景気指数
- 米・20年債入札
14日のNY市場では、ドル買いが優勢となった。中東情勢の緊迫化を受けて原油価格が上昇し、インフレ圧力が長引くとの見方が強まった。これを背景に米国債は売られ、米10年債利回りは一時5.01%まで上昇。今週のFOMCで利上げが決定されるとの見方も、ドルを支える材料となった。米国株は金利上昇を嫌気して主要3指数がそろって下落したものの、円買いは広がらなかった。こうしたなか、ドル円は153.98円から一時155.00円まで上昇した。一方、ユーロドルはドル高に押され、1.1563ドルから1.1523ドルまで下落した。
本日の東京市場では、ドル買いが優勢となった。前日のNY市場で上昇した米長期金利が時間外取引でも高水準を維持し、FOMCで利上げサイクルが始まるとの見方がドルを支えた。中東情勢への警戒が残るなか、原油価格が堅調に推移したことも、インフレ懸念と金利上昇観測につながった。中国の小売売上高が市場予想を下回る一方、鉱工業生産は予想を上回るなど、朝方の中国指標への反応は限られた。午後にかけてもドル買いの流れは続き、ドル円は154円後半まで上昇。一方、ユーロドルは1.1532ドル付近まで下落した。
本日のポイントは、21:30に発表される米9月NY連銀製造業景気指数と、26:00に予定されている米20年債入札だ。NY連銀製造業景気指数の市場予想は14.5と、前回の20.6から低下する見通し。予想を上回れば製造業の底堅さが意識され、米金利上昇とドル買いにつながりやすい。一方、予想を下回れば景気減速への警戒からドル売りが入りやすい。ただし、FOMCを控えているため、予想からの乖離が小さければ反応は限られそうだ。米20年債入札では、超長期債への需要が焦点となる。需要が弱く、落札利回りが入札前の取引水準を上回れば、米長期金利の上昇を通じてドル買いが強まる可能性がある。反対に、応札が堅調で利回りが低下すれば、金利の上昇が一服し、ドルの上値を抑える要因となりそうだ。足元では原油高に加え、米国の財政・国債需給への懸念も金利を押し上げているため、入札結果には普段より注意したい。