ドル円は157円台まで上昇
掲載日:2026.09.18
本日のポイント
- 欧・ラガルドECB総裁の発言
- 米・ボウマンFRB副議長の発言
17日のNY市場では、ドル円は下値を試した後に持ち直す展開となった。前日のFOMC後に進んだドル買いが一服し、原油価格の下落と米長期金利の低下を受けて、序盤はドル売り・円買いが先行した。その後は原油が下げを縮めたほか、米新規失業保険申請件数の減少やフィラデルフィア連銀景況指数の上振れが米景気の底堅さを示し、ドル買いが優勢となった。日銀金融政策決定会合を翌日に控え、上値追いは限られたものの、ドル円は155円台半ばから156円付近まで持ち直した。一方、ユーロドルは1.15ドル台回復を試したものの届かず、1.14ドル台で推移した。
本日の東京市場では、円売りが優勢となった。日銀は政策金利を0.25%引き上げ、1.25%程度とすることを決定したが、市場予想通りの結果だった。さらに、9人の政策委員のうち2人が利上げに反対したため、早期の追加利上げ観測が後退。日経平均株価が大幅に上昇したことも、円買いを強めにくくした。ドル円は朝方の155.87円付近から午後に157.33円付近まで上昇し、ユーロドルは1.1474~1.1492ドル付近の小動きとなった。東京時間の取引終了後に始まった植田日銀総裁の記者会見では、利上げペースを特定していないとする一方、物価情勢次第では連続利上げや利上げ幅の拡大も排除しないと説明した。発言中のドル円は156.50円付近まで下落した後、一時157円台を回復するなど上下に振れた。
本日のポイントは、19:30に予定されているラガルドECB総裁の発言と、22:30のボウマンFRB副議長の発言だ。ラガルド総裁については、先週のECB理事会で決定した利上げ後の追加対応に言及するかが焦点となる。中東情勢に伴うエネルギー価格の上昇がインフレを押し上げるリスクを重視し、追加利上げに前向きな姿勢が示されればユーロ買いにつながりやすい。一方、景気への悪影響や政策判断を急がない姿勢が強調されれば、ユーロの重しとなる可能性がある。ボウマン副議長の発言では、16日のFOMCで決定された0.25%の利上げと、年内の追加利上げを示唆した金利見通しをどう評価するかに注目したい。インフレへの警戒や追加利上げの必要性を強調すれば、米金利上昇とドル買いを後押ししやすい。反対に、利上げの効果を見極める必要性や景気・雇用への慎重な見方が示されれば、ドル買いが一服する可能性がある。週末を控えているため、発言後は利益確定の動きも出やすい。