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ドル円158円台へ上昇

MARKET REPORT

マーケットレポート

ドル円158円台へ上昇

ドル円158円台へ上昇

掲載日:2026.10.01

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本日のポイント

  1. 1 米・前週分新規失業保険申請件数
  2. 2 米・9月ISM製造業景況指数

9月30日のNY市場では、ドルは売り先行後に買い戻された。米9月ADP雇用統計は前月比9.0万人増と市場予想を上回った一方、8月PCEデフレーターは前年比3.4%、コアPCEデフレーターは同3.0%となり、いずれも市場予想を下回った。PCEの結果を受けて米利上げ観測が後退し、序盤はドル売りが優勢となった。その後は、原油価格の上昇を背景としたインフレ懸念から米10年債利回りが5.30%台まで上昇し、ドル買いが強まった。こうした中、ドル円は156.65円付近まで下落した後、米長期金利の上昇を受けて157.53円まで反発した。ユーロドルは1.1380ドルまで上昇したものの、その後はドルが買い戻されたことで1.1322ドルまで下落した。

本日の東京市場では、ドル買い優勢で推移した。前日のNY市場で米長期金利が上昇した流れを引き継いだほか、時間外取引でも米10年債利回りが5.30%台まで上昇し、ドル買い・円売りが優勢となった。朝方に公表された9月の日銀短観では、大企業製造業の業況判断指数が改善したものの市場予想を下回り、非製造業は前回から悪化した。また、9月の日銀金融政策決定会合の「主な意見」では追加利上げに前向きな意見が示された一方、連続利上げを強く示唆する内容ではなかったことも円売りにつながった。ドル円は157円台前半から上昇し、午後には158.39円まで上値を伸ばした。ユーロドルは1.1315〜1.1336ドルのレンジで推移しており、ドル買いが強まる場面では上値の重い展開となった。

本日のポイントは、21:30に発表される米・前週分新規失業保険申請件数と、23:00の米9月ISM製造業景況指数だ。新規失業保険申請件数の市場予想は20.1万件と、前回の19.7万件から増加する見通し。予想を上回れば、労働市場の減速が意識され、米金利低下とドル売りにつながりやすい。一方、予想を下回れば、雇用環境の底堅さから米金利上昇とドル買いが強まる可能性がある。ISM製造業景況指数の市場予想は55.0と、前回の54.6から上昇する見通しとなっている。予想を上回れば、米景気の底堅さが意識され、米金利上昇とドル買いを後押ししそうだ。反対に予想を下回れば、景気減速への警戒からドル売りが入りやすい。また、指数本体に加えて、雇用指数や仕入価格指数の内容にも注目したい。翌2日には米9月雇用統計を控えているため、新規失業保険申請件数とISMの雇用指数が雇用市場への見方をどの程度変えるかも焦点となる。

加藤健一

著者:加藤健一

著者:加藤健一

大手証券会社でリサーチ業務に10年以上従事した後独立し、現在はFX・暗号資産・株式市場を専門とするマーケットストラテジストとして活動。為替・株価・仮想通貨の値動きに影響を与える経済指標、中央銀行の政策、地政学リスク、投資家心理といった要素を多角的に読み解き、タイムリーな市況レポートを発信している。