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ドル円は157円台半ばでもみ合い

ドル円は157円台半ばでもみ合い

ドル円は157円台半ばでもみ合い

掲載日:2026.09.22

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本日のポイント

  1. 1 米・NY連銀ウィリアムズ総裁の発言
  2. 2 米・ジェファーソンFRB副議長の発言

21日のNY市場では、円売り・ドル買いが優勢となった。米イラン関係の緊張緩和への期待から原油が大幅に下落し、米長期金利も低下したため、ドル買いは一時弱まった。ただ、日銀の利上げペースは緩やかになるとの見方が円の重しとなったほか、米国株の上昇も円売りを支えた。ドル円は157.17円から157.53円まで上昇し、157.36円で取引を終えた。一方、ユーロドルは米金利の低下を受けて1.1496ドルまで上昇した後、独政局の先行き不透明感などから1.1462ドルまで下落し、1.1465ドルで取引を終えた。

本日の東京市場は国民の休日で休場。同時間帯の主要通貨の取引では小動きとなった。国内市場が休場となるなか、先週のレートチェック報道を受けた介入警戒と日本の財政運営への懸念が交錯し、積極的な売買は見送られた。原油価格が一時持ち直した場面ではドルが下支えされたものの、米長期金利の低下が上値を抑えた。ドル円は157.29円から157.56円の狭い範囲にとどまった。一方、ユーロドルは1.1462~1.1476ドルの範囲で推移し、午後はドル買いの一服により下値が支えられた。

本日のポイントは、23:05に予定されているウィリアムズNY連銀総裁の挨拶と、23:20のジェファーソンFRB副議長の講演だ。両者は米国債市場会議に出席する予定であり、国債市場の流動性や市場機能が主なテーマとなる可能性がある。このため、金融政策に踏み込む発言がなければ、為替市場への影響は限られそうだ。ウィリアムズ総裁はFOMCで常に投票権を持つため、先週の利上げ後の政策運営について言及するかが焦点となる。原油価格の変動を踏まえてインフレへの警戒や追加利上げの必要性を強調すれば、米金利の上昇を通じてドル買いにつながりやすい。一方、原油安によるインフレ圧力の緩和や、今後の経済指標を見極める必要性を示した場合は、ドル買いが一服する可能性がある。ジェファーソン副議長の発言でも、利上げ後の景気・物価判断や、米国債市場の安定性に関する見解を確認したい。追加利上げに前向きな姿勢が示されればドルを支える材料となる一方、金融引き締めの影響を慎重に見極める姿勢が強調されれば、米長期金利の低下とともにドル売りが入りやすい。両者の発言時間が近いため、政策運営に関する見解がそろえば、ドルの反応が大きくなる可能性がある。

加藤健一

著者:加藤健一

著者:加藤健一

大手証券会社でリサーチ業務に10年以上従事した後独立し、現在はFX・暗号資産・株式市場を専門とするマーケットストラテジストとして活動。為替・株価・仮想通貨の値動きに影響を与える経済指標、中央銀行の政策、地政学リスク、投資家心理といった要素を多角的に読み解き、タイムリーな市況レポートを発信している。