ドル円、158円前半で底堅い推移
掲載日:2026.09.24
本日のポイント
- 米・前週分新規失業保険申請件数
- 米・要人発言
23日のNY市場では、ドル買いが優勢となった。米9月PMIの速報値は製造業・サービス業とも市場予想を上回る強い内容で、FRBの追加利上げ観測が浮上。米5年債入札が低調と受け止められたことも長期金利を押し上げ、ドル買いを後押しした。原油高によるインフレ懸念もドルの支えに。一方、158円台では為替介入への警戒感が根強く、上昇は一服した。ドル円はNY序盤の157.76円から158.40円まで上昇し、158.32円で取引を終えた。ユーロドルは1.1416ドルから1.1370ドルまで下落し、1.1382ドルで取引を終えた。
本日の東京市場では、ドル円は一時円買いが優勢となった後、下げ渋った。連休明けの朝方は前日のドル買い地合いを引き継いだが、片山財務相による円安けん制発言を受けて円買いが強まった。もっとも、米10年債利回りの高止まりに加え、時間外取引の原油価格が下げ渋ったことで、午後にはドル買いが再開。ドル円は158.37円付近まで上昇後に157.80円付近まで下落したものの、午後は158.40円近辺まで持ち直した。ユーロドルは1.1369~1.1389ドルの狭い範囲で推移し、ドル高地合いが続いた。
本日のポイントは、21:30に発表される米前週分新規失業保険申請件数と、21:50のハマック・クリーブランド連銀総裁、23:10のポールソン・フィラデルフィア連銀総裁の発言だ。新規失業保険申請件数の市場予想は20.0万件と、前回の19.6万件から増加する見通し。予想を下回れば雇用の底堅さが意識され、米金利上昇とドル買いが続きやすい。一方、予想を上回れば雇用減速への警戒から、ドル売りが入りやすくなる。ただし、前日の強い米PMIを受けて追加利上げ観測が高まっているため、予想からの乖離が小さければ反応は限られそうだ。ハマック総裁はインフレについて、ポールソン総裁は経済見通しについて講演する予定で、いずれもFOMCで投票権を持つ。インフレの上振れリスクを重視し、追加利上げを支持する姿勢が示されれば、米金利の上昇とドル買いを後押しする可能性がある。反対に、雇用や景気への慎重な評価が目立てば、足元のドル買いが一服する材料となりそうだ。両講演とも質疑応答は予定されておらず、金融政策に関する発言の内容を確認したい。