ドル円は158円台半ばまで上昇
掲載日:2026.10.07
本日のポイント
- 米・10年債入札
- 米・FOMC議事録公表
6日のNY市場では、ドルは底堅く推移した。米8月貿易収支は1056億ドルの赤字と市場予想を上回る赤字額となり、発表直後は米長期金利の低下とともにドル売りが入った。一方、日銀の早期追加利上げ観測が後退していることは円売り材料となった。原油高を背景とするインフレ懸念も米金利の高止まりを支え、ドルの下値は限定された。ドル円は一時158.22円まで上昇した後、157.92円付近で取引を終えた。ユーロドルは1.1277ドルまで上昇したものの、その後は1.1244ドル付近へ下落した。
本日の東京市場では、ドル買い・円売りが優勢となった。日銀の早期利上げに慎重な見方が続くなか、原油価格が1バレル=90ドル台へ上昇したことを受け、時間外取引の米10年債利回りも5.30%台へ上昇した。日米当局による円安けん制への警戒から158円台半ばでは上値を追いにくいものの、157円台では押し目買いが入りやすい地合いとなった。ドル円は157円台後半から158.51円まで上昇した後、午後には158.30円付近へ伸び悩んだ。ユーロドルは1.1260ドル台から1.1223ドル付近まで下落した。
本日のポイントは、8日2時の米10年債入札と、8日3時に公表される米FOMC議事録だ。10年債入札では、需要の強さが焦点となる。応札が堅調で利回りが低下すれば、米金利低下を通じてドル売りが入りやすい。反対に需要が鈍く、入札後に長期金利が上昇すれば、ドル円は158円台半ばを再び試す展開となりそうだ。FOMC議事録では、9月会合時点で当局者がインフレと雇用のどちらをより警戒していたのかを見極めたい。インフレ圧力への警戒や追加利上げを急ぐ意見が目立てば、米金利上昇とドル買いを後押しする可能性がある。一方、雇用市場の減速を重視し、利上げに慎重な姿勢が確認されれば、追加利上げ観測の後退からドル売りにつながりやすい。入札結果で動いた米金利が、議事録の内容によってさらに増幅されるか反転するかが注目される。