日米休場で薄商いか、ドル円は158円台前半でもみ合い
掲載日:2026.10.12
本日のポイント
- 米・コロンブスデーで休場
- 米・クリーブランド連銀ハマック総裁の発言
9日のNY市場では、ドルは買い先行後に伸び悩んだ。原油高を背景に米長期金利が上昇したことで、序盤はドル買いが優勢となった。しかし、米10月ミシガン大学消費者信頼感指数の速報値が46.3と市場予想の47.6、前回の48.1をともに下回ったことが重しとなった。その後、米露首脳の電話会談を受けて原油価格が下落に転じ、米金利の上昇も一服したことでドル買いは後退。ドル円は158.43円まで上昇した後、158.15円付近まで下落した。ユーロドルは1.1188ドルまで下落した後、1.1200ドル付近で取引を終えた。
本日の東京時間は、スポーツの日の祝日で休場。同時間帯での取引ではドル円は158円台前半で小動きとなった。米国もコロンブスデーで債券市場と銀行が休場となることもあってか、積極的な取引は控えられた。朝方は米10年債利回りと原油価格の低下を受けてドル売りが優勢となったが、下値では買い戻しも入った。ドル円は158.08円から158.40円のレンジで推移し、158円台半ばを前に上値の重い展開となった。ユーロドルは1.12ドル前後でもみ合った。
本日のポイントは、米・コロンブスデーでの休場と、25時10分からのクリーブランド連銀のハマック総裁による発言だ。米国では株式市場は開く一方、銀行と債券市場は休場となる。そのため、米金利を手掛かりにした取引が限られ、為替市場は薄商いとなりやすい。中東情勢や原油価格を巡る報道、要人発言が出た場合には値が振れやすくなるため注意したい。ハマック総裁の発言では、高止まりするインフレとインフレ期待への見方が焦点となる。同総裁は直近の発言で、物価上昇の長期化がインフレ期待を悪化させるリスクに懸念を示している。今回もインフレ抑制を優先する姿勢や追加利上げの必要性に言及すれば、ドル買いを後押しする可能性がある。一方、景気や雇用への影響も踏まえ、慎重な政策運営を強調すれば、ドルの上値は重くなりそうだ。