米CPI待ちのドル円、158円台前半で足踏み
掲載日:2026.10.14
本日のポイント
- 米・9月消費者物価指数(CPI)
- 米・地区連銀経済報告(ベージュブック)
10月13日のNY市場では、ドル買いが優勢となった。中東情勢の緊迫化を背景とした原油高に加え、米9月中古住宅販売件数が市場予想を上回ったことがドルを支えた。また、日銀が今月の金融政策決定会合で利上げを見送るとの観測も円売り材料となったか。ただ、ウォラーFRB理事が高水準の利回りが需要抑制に作用していると述べたほか、ウィリアムズ米NY連銀総裁が2027年の利上げは不要との見方を示したことで、ドル買いは一服した。ドル円は158.09円から158.47円まで上昇した。ユーロドルは1.1185ドルから1.1205ドルまで上昇し、ユーロ円は176.88円から177.38円まで上昇した。
本日の東京市場では、ドル円は仲値にかけて買いが入った後、伸び悩んだ。前日のNY市場でのドル買いの流れを引き継ぎ、ドル円は一時上昇したものの、米CPIの発表を控えていることから積極的に上値を追う動きは限られた。ドル円は158.28円から158.52円のレンジで推移し、12日につけた158.75円付近が意識されるなか、158円台前半へ押し戻された。ユーロドルは1.1196ドルから1.1210ドルまで上昇し、ユーロ円は177.27円から177.59円まで上昇した。
本日のポイントは、21:30に発表される米9月消費者物価指数(CPI)と、27:00の米地区連銀経済報告(ベージュブック)だ。CPIの市場予想は、総合指数が前月比+0.6%、前年比+3.6%、コア指数が前月比+0.2%、前年比+2.5%となっている。総合指数は原油高の影響で伸びの加速が見込まれる一方、金融政策への影響ではコア指数の前月比が重要となる。コア指数が予想を上回れば、インフレ圧力の根強さから追加利上げ観測が強まり、米金利上昇とドル買いにつながりやすい。反対に予想を下回れば、ドル売りが優勢となりそうだ。ベージュブックでは、全米12地区の景気、雇用、賃金、物価に関する企業などからの聞き取り内容に注目したい。景気の底堅さや価格転嫁の継続、雇用需給の引き締まりが示されれば、CPI後のドル買いを支える材料となる。一方、消費や雇用の減速、物価圧力の鈍化が目立てば、追加利上げ観測の後退を通じてドルの上値を抑える可能性がある。