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米PMI速報値とミシガン大消費者態度指数に注目

米PMI速報値とミシガン大消費者態度指数に注目

米PMI速報値とミシガン大消費者態度指数に注目

掲載日:2026.10.23

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本日のポイント

  1. 1 米・10月PMI(速報値)
  2. 2 米・10月ミシガン大学消費者態度指数(確報値)

10月22日のNY市場では、ドルは買い先行後に反落した。米・前週分新規失業保険申請件数が19.4万件と市場予想の20.0万件を下回り、9月景気先行指数も前月比横ばいと予想以上の結果となったことから、序盤はドル買いが優勢となった。原油価格の上昇もドルを支えたが、フランスの政局不安や中東情勢への警戒からリスク回避の円買いが強まり、ドルは次第に弱含んだ。ドル円は157.35円まで上昇した後、156.79円まで下落した。ユーロドルは1.1189ドルまで下落後、ドル売りの流れから1.1231ドルまで反発した。

本日の東京市場では、ドル円は軟調に推移した。米国でAI関連株が大幅安となった流れを受け、東京株式市場でも半導体関連株を中心に売りが先行した。リスク回避の動きに加え、米長期金利の低下による日米金利差縮小が意識され、ドル売り・円買いが優勢となった。ドル円は156.60円付近から156.09円まで下落した後、156円台半ばへやや戻した。ユーロドルは1.12ドル前半で推移した。

本日のポイントは、22時45分に発表される米10月PMI速報値だ。総合PMIは57.4、製造業PMIは55.5、サービス業PMIは58.0と、いずれも前月から低下が予想されている。もっとも、各指数は景況拡大・縮小の分かれ目となる50を上回る見通しで、予想を上回れば米景気の底堅さが意識され、米金利上昇とドル買いにつながりやすい。反対に予想を下回れば、景気減速への警戒からドル売りが入りやすい。指数本体に加え、雇用や価格に関する項目にも注目したい。続いて23時には、米10月ミシガン大学消費者態度指数の確報値が発表される。市場予想は46.3と速報値からの修正なしが見込まれている。大幅な上方修正となれば消費者心理の改善を通じてドル買い要因となる一方、下方修正なら景気の先行き懸念からドル売りにつながる可能性がある。指数本体に加え、消費者の期待インフレ率が修正されるかも重要で、上方修正なら米金利を押し上げ、ドルを支える材料となりうる。

加藤健一

著者:加藤健一

著者:加藤健一

大手証券会社でリサーチ業務に10年以上従事した後独立し、現在はFX・暗号資産・株式市場を専門とするマーケットストラテジストとして活動。為替・株価・仮想通貨の値動きに影響を与える経済指標、中央銀行の政策、地政学リスク、投資家心理といった要素を多角的に読み解き、タイムリーな市況レポートを発信している。