米ウ首脳会談の行方に注目か
掲載日:2025.08.18
本日のポイント
- 米国・NAHB住宅市場指数
- トランプ大統領・ゼレンスキー大統領の会談
15日の米ドル円は、日本時間に前日の上昇の反動からドル売りが優勢となったものの、ニューヨーク市場ではやや買い戻され、147.30台まで戻して取引を終えた。米国・ロシアの首脳会談を前に様子見の展開となったことが影響し、大きな値動きは出ず引けることとなった。21時30分に発表された米国の8月・小売売上高は、市場予想通り前月比0.5%の上昇。0.6%だった先月発表分が0.9%に上方修正。個人消費が持ち直し、年後半が順調な滑り出しとなったことを示唆する結果となっている。23時に発表された8月ミシガン大学消費者態度指数は市場予想を下回ったものの、インフレ期待は上昇を示す結果となった。
盆明けとなった本日の東京市場では、ドル円が仲値に向けてやや上昇したものの、その後は147円台前半で方向感に欠ける展開。米国・ロシアの首脳会談で目立った進展がなかったことや注目度の高い材料に欠けることから、ドル円だけでなく対ユーロ、対ポンドなど他通貨との間でも目立った値動きは見られず、15日ニューヨーク市場と変わらぬ水準でほぼ横這いでの推移となった。先週末の米国の経済指標が強弱入り混じる状況に加え、インフレ指標が予想外に強い結果となっていることが、利下げ見通しの先行きの不透明さを招いており、ジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長の講演(8月22日)に注目が集まる。
本日の指標は、日本時間23時に米国の8月・NAHB住宅市場指数が発表される。NAHB住宅市場指数は、住宅建設業社の景況感を表す指標で、50を上回る数値は米国の住宅市場に建築業者が明るい見通しを持っていることを示すが、2022年以降は50を下回ることが多い。今年はトランプ関税によるインフレ懸念が加わったことで昨年以上に低調となっており、1月の47から下落傾向にある。今回の市場予想は34。前回の33から小幅に上昇する見通し。為替市場に影響を及ぼしにくい経済指標ではあるものの、市場予想と乖離する結果が出た際に一時的に反応する可能性は念頭に置いておきたい。日本時間26時からは、ウクライナのゼレンスキー大統領がヨーロッパの首脳らとともにホワイトハウスでトランプ大統領と会談する。また、28時からはイギリスやフランス、ドイツなどの5か国やEU連合とNATOの首脳らも交えて会談が行われる予定。ウクライナとヨーロッパの首脳らは、一連の会談でウクライナの立場についてトランプ大統領に直接、理解を求めるとみられている。米国・ロシアの首脳会談で目立った進展がなかった中で行われる米ウ首脳会談に注目が集まる。