ボウマンFRB副議長はハト派姿勢継続か

掲載日:2025.08.19
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本日のポイント
- 米・7月米住宅着工件数
- 米・ボウマンFRB副議長講演
18日のNY市場は、ダウ平均は横ばい、ドルが買われる展開となった。為替市場はジャクソンホール会議にて22日に行われるパウエルFRB議長の講演への警戒感から小幅な値動き。ドル円は148円手前では上値を抑えられ、147.8円台を中心に推移。米ウ首脳会談では「米国が安全の保証のため支援する」ことが表明されたが、兵器支援以外の詳細については明らかにされておらず、市場への影響はほとんど見られない。なお、プーチン大統領を含めた米・露・ウクライナの三者協議を開催することが明らかにされたため、引き続きヘッドラインニュースによる値動きへの警戒はしておきたい。
本日は、S&Pによる米国の格付けが据え置かれたことで一時的にドル買いが強まった。ドル円は一時148円を超え、ユーロドルは1.1638ドルまで下落。しかし、その後すぐに反転してドルが下落。16時過ぎにはドル円147.5円台まで値を下げ、ユーロドルは1.1681ドルまで上昇した。昨日に2営業日連続となる史上最高値を更新した日経平均は反転下落。前日比168円安となった。
本日の指標は、21:00に米・7月住宅着工件数、7月建設許可件数、加・7月消費者物価指数(CPI)、翌8:50に日・7月貿易統計と6月機械受注、翌11:00にNZ中央銀行政策金利の発表予定。また、27:10からボウマンFRB副議長の講演が予定されている。次期FRB議長候補の一人として挙げられる同氏の発言に注目が集まるなか、引き続きハト派姿勢を示すと予想されている。