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反転急落したゴールドの動きに注目か

反転急落したゴールドの動きに注目か

反転急落したゴールドの動きに注目か

掲載日:2025.10.22

本日のポイント

  1. 1 欧・ラガルドECB総裁の発言
  2. 2 米・週間原油在庫量

21日のNY市場では金(GOLD)が過去最大の急落。東京時間から売りに押されて値を下げていたゴールドは、NY時間に入ると下げが加速。前日比5%超のマイナスに沈んだ。1日の値幅も290ドルを超え、過去最大を記録した。貴金属はいずれも売られ、シルバー(SILVER)は前日比-7.64%、プラチナ(XPTUSD)、パラジウム(XPDUSD)も7%前後のマイナス。ドル高を嫌気した手じまい売りと見られるが、過熱したゴールド買いが収束に向かうのか、注目される。ドル円(USDJPY)は151円台後半で底堅く推移。高市政権の積極財政・規制緩和を期待して急速に進んだドル高・円安にやや過熱感が見られるものの、流れが反転するまでには至らず。しばらくはドル高・円安方向への傾斜が想定される。NY時間に急騰したビットコイン(BTCUSD)は、日付が変わると同時に反転下落。上げ幅をすべて解消する荒い動きとなった。

本日の東京市場では、ゴールドが引き続き売られる展開となったが、4,000ドル手前で踏みとどまってリバウンド。値ごろ感からの買いが入ったものの、ここから流れが反転するのか、慎重にマーケットの流れを見守りたい。ドル円は151円台後半で小幅に推移。15:00発表の英・消費者物価指数は予想から下振れ。同じく英・小売物価指数も予想を下回ったことから英ポンドが大きく売られる展開となった。ビットコインは昨日の乱高下が嘘のように、10万8,000ドル台でほぼ横這い。欧州・NY時間でのボラティリティ拡大に期待したい。

本日は、21:25からラガルドECB総裁が金融会議に出席。今月30日のECB理事会に向けて、今後の利下げ見通しについて新たな見解が示されるのか確認したい。23:30には米・週間原油在庫量が発表される。供給過剰が強く意識され低迷する原油価格に動きが見られるのか、注意深く見守りたい。

加藤健一

著者:加藤健一

著者:加藤健一

大手証券会社でリサーチ業務に10年以上従事した後独立し、現在はFX・暗号資産・株式市場を専門とするマーケットストラテジストとして活動。為替・株価・仮想通貨の値動きに影響を与える経済指標、中央銀行の政策、地政学リスク、投資家心理といった要素を多角的に読み解き、タイムリーな市況レポートを発信している。