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高市氏の首相就任などを背景にドル高円安で推移

高市氏の首相就任などを背景にドル高円安で推移

高市氏の首相就任などを背景にドル高円安で推移

掲載日:2025.10.21

本日のポイント

  1. 1 欧・ラガルドECB総裁の発言
  2. 2 欧・オーストリア中銀コッハー総裁の発言

20日のNY市場では、ドルが対円ではほぼ横ばい。米国の信用リスクを巡る懸念は完全には払拭されてはいない中、日本の政治動向などに市場の注目が集まっている。一方、ユーロはフランスの政治に対する懸念は多少和らいだものの、市場の警戒感は続いておりユーロはやや値を下げた。ドル円は、一時150.41円まで下落する場面があったものの、その後は下げ渋り150.81円まで反騰。終わってみれば、150円台後半での小幅な値動きに終始したい。ユーロドルは序盤では上昇が試され、1.1664ドルまで値を戻す場面もあったが、上値重く1.1638ドルまで反落。ゴールドはNY市場で値を伸ばし、先週金曜の高値に並んだものの、上値重く、4,300ドル台後半での揉み合いとなった。

本日の東京市場では、ドル高円安傾向での推移。本日は高市氏の首相就任が決定した。首相指名選挙での高市氏の当選はある程度織り込まれていたものの、衆院1回目投票で過半数を獲得したことが市場に影響を与えたか。ドル円は151.59円まで上値を伸ばした。ユーロ円も176.24円まで上昇。ドルはユーロに対しても買われており、ユーロドルは一時1.1619ドルまで値を下げた。

本日のイベントは、20:00にラガルドECB総裁、22:30にオーストリア中銀コッハー総裁の発言が予定されている。30日にECBの会合を控えている中、同氏の最新の見通しを確認しておきたい。市場では、年内の利下げ観測は後退。据え置きの公算が優勢。この見方を裏付ける発言があればユーロ買い、利下げ観測が強まる発言があればユーロ売りの材料と判断される可能性がある。また、本日は米国では引け後のネットフリックス決算以外新しい材料となるイベントが予定されていないだけに、要人発言を手がかりとしたユーロ主導の値動きとなる可能性も考えられる。

加藤健一

著者:加藤健一

著者:加藤健一

大手証券会社でリサーチ業務に10年以上従事した後独立し、現在はFX・暗号資産・株式市場を専門とするマーケットストラテジストとして活動。為替・株価・仮想通貨の値動きに影響を与える経済指標、中央銀行の政策、地政学リスク、投資家心理といった要素を多角的に読み解き、タイムリーな市況レポートを発信している。