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ドル円153円まで上値を伸ばす。

ドル円153円まで上値を伸ばす。

ドル円153円まで上値を伸ばす。

掲載日:2025.10.24

本日のポイント

  1. 1 米・9月消費者物価指数(CPI)
  2. 2 米・10月製造業購買担当者景気指数(製造業PMI)

23日のNY市場では、判断材料の不足や、本日予定の米・消費者物価指数の発表待ちからか、小幅な値動きとなった。ドル円は一時152.79円まで上昇し欧州市場でつけた高値に並んだが、買いは続かず152.5円まで反落した。ユーロドルは1.1621ドルまで小幅に上昇。前日の高値に並んだ。ゴールドは4,150ドルまで上昇するも4,100ドルまで下落し、NY市場序盤と同様の水準でクローズした。

本日の東京市場は、ややドル高円安傾向で推移。なお、高市首相の所信表明演説では、市場での目立った反応は見られなかった。ドル円は153.03円まで上値を伸ばしたものの153円付近では上値重く、その後152.92円まで値を下げて東京市場での取引を終えた。ユーロドルは1.160ドルまで下落したが、同水準では買い支えの動きも見られる。ユーロ円は上下に動きつつも前日のNY市場より高い水準で取引を終えた。177.52円まで上昇後、一時177.30円まで反落。その後再度上昇し177.54円で閉場。ゴールドは軟調に推移し、4,081ドルまで値を下げた。

本日の指標は、21:30の米・9月消費者物価指数(CPI)に注目したい。CPIは米政府閉鎖の影響を受けて発表が延期されていた。今回の市場予想は前年比3.1%。前回の2.9%から伸び率が増加する見込み。なおコアCPIは前年比3.1%と、前回同様の水準が見込まれている。FRBの焦点がインフレから労働市場に移りつつある中、今回の結果が市場予想を下回れば、年内や来年序盤に向けた利下げ観測が高まり、ドル売り材料となる可能性が高い。一方で、予想を上回れば利下げ観測が後退し、ドル買い材料と判断される可能性がある。また、本日は22:45に米・10月製造業購買担当者景気指数(製造業PMI)の発表も予定されている。今回の市場予想は52.0。前回から横ばいとなる見込み。結果が市場予想を上回ればドル買い、下回ればドル売りの材料と判断されやすい。特に、CPIが市場予想通りの結果となればPMIが注目を集める可能性がある。

加藤健一

著者:加藤健一

著者:加藤健一

大手証券会社でリサーチ業務に10年以上従事した後独立し、現在はFX・暗号資産・株式市場を専門とするマーケットストラテジストとして活動。為替・株価・仮想通貨の値動きに影響を与える経済指標、中央銀行の政策、地政学リスク、投資家心理といった要素を多角的に読み解き、タイムリーな市況レポートを発信している。