中東情勢を背景としてドルやゴールドが買われた
掲載日:2026.03.02
本日のポイント
- 米・2月製造業購買担当者景気指数【改定値】
- 米・2月ISM製造業景況指数
2月27日のNY市場はドル売り傾向だった。22:30に発表された米・1月PPIが市場予想を上回ったことで、ドル買いが先行したが、長くは続かなかった。ドル円は指標発表後、156.22円まで上昇したが、155.93円まで反落。その後は156円ちょうど付近を挟んでもみ合いとなった。ユーロドルはPPI発表後、1.1791ドルまで下落。しかしその後1.1827ドルまで反騰し、この日の高値を更新した。ゴールドはNY市場で堅調に値を伸ばした。5,281ドルまで上昇し、1月30日以来の高値をつけた。
本日の東京市場ではドルが買われた。中東情勢の緊迫化を背景とした有事のドル買いとなっている。ドル円は朝方に急騰し、156.81円まで上昇。その後一度156.1円台まで押されたが、再び上昇して一時157円をつけた。ユーロドルは0.05ドルの下窓をあけて寄り付いたあと、1.179ドル台まで値を戻した。ユーロの買戻しが一服した後、1.1737ドルまで下落し安値を更新した。ゴールドは市場がリスクオンに傾いた影響で買われている。朝方に5,394ドルまで上昇した後、5,300ドル台半ばで揉み合いとなった。
本日のポイントは23:45の米・2月製造業購買担当者景気指数(PMI)の改定値と、24:00の米・2月ISM製造業景況指数だ。米・製造業PMIは、米国内の製造業の購買担当者を対象に景況感を調査した指標である。結果が50を上回ると景気拡大、下回ると景気後退の目安とされる。市場予想は51.2。速報値通りとなる見込みだ。速報値に比べ注目度は劣るが、市場予想に反して数値の改定があった場合はドルの売買に影響がでる可能性がある。本日の市場でPMIより注目を集めると考えられるのが24:00のISM製造業景況指数だ。同指標は、米国の製造業分野の購買担当者を対象に景況感に関するアンケート調査を実施したものだ。50が景気拡大・後退の分水嶺とされている。前回の1月分では48.5だった市場予想を超える、52.6だった。25年2月分以来となる50以上の結果となった。今回は市場予想は51.7で前回からは減少するものの、50以上の水準は維持されると見込まれている。結果が市場予想を上回ればドル買い、下回ればドル売りの材料と判断される可能性がある。これらの指標に加え、中東情勢のヘッドラインに注目したい。