ドル売り一服。中東情勢に関する報道に引き続き注意したい
掲載日:2026.03.05
本日のポイント
- 欧・ECB理事会議事要旨
- 米・前週分新規失業保険申請件数
4日のNY市場では、ドルが売られ円が買われた。米2月ADP雇用統計や米2月ISM非製造業景況指数は予想を上回ったものの、イラン情報省がCIAに対して停戦に向けた対話の用意があるとシグナルを送っていたとの報道を受け、ドルの上値が重くなった。ドル円は指標の結果を受けて157.4円近くまで上昇した場面もあったがすぐに反落。156.89円まで下落した後、157.0円を挟んだ揉み合いとなった。ユーロドルは1.16ドル台前半での揉み合いに終始した。ゴールドは5,130ドル台まで下落している。
本日の東京市場では、ドル売りが先行。朝方は前日の海外市場での流れを継ぎ、円買いが進んだが、いったん一服した後はドルが買い戻されている。ドル円は、朝方から売られ156.45円まで安値を切り下げたが、その後反騰。157.2円まで切り返している。ユーロドルは、朝方は小幅に買われたが、10時頃から軟調に推移。1.160ドルまで下落した。ゴールドは5,100ドル台でのレンジで推移している。
本日のポイントは21:30の欧・ECB理事会議事要旨と、22:30の米・前週分新規失業保険申請件数だ。今回のECB理事会議事要旨は、、2月5日に開催された理事会のもの。ユーロ圏ではインフレ率が安定しており、政策金利据え置きの正当性が裏付けられている。ただ、対米国を始めとする貿易面での不透明感は否定できないため、このことについての議論がされていた場合は内容を確かめたい。22:30の米・新規失業保険申請件数は、失業者がはじめて申請した失業保険給付の申請件数を測定し、一週間分のデータを発表する。今回の市場予想は、21.5万件。前回から小幅に増加する見込みだ。前日に発表されたADP雇用統計は予想を上回っていたため、本日の失業保険申請件数も上振れした場合、明日の雇用統計での上振れが期待され、ドル買いの材料となる可能性がある。また、中東情勢に関する今後について、いまだ不透明感があるため引き続き報道にも注意しておきたい。