ドル円は年内最高値をつけた
掲載日:2026.03.13
本日のポイント
- 米・第4四半期GDP【改定値】
- 米・1月PCEデフレーター
12日のNY市場は、ドル買い優勢で推移した。中東情勢の緊迫化を背景に原油価格が上昇する中、有事のドル買いが続いている。この日は、イランの指導者がホルムズ海峡の閉鎖を継続する意思がある旨を主張し、またトランプ米大統領もイラン情勢について強硬な姿勢を崩しておらず、事態収束の機運は高まっていない。ドル円はNY市場序盤から堅調に推移し、159.4円まで上昇した。ユーロドルは1.15ドル台前半でしばらくもみ合った後、1.151ドル台で落ち着いた。
本日の東京市場でもドル買いの強さは保たれた。ドル円は早朝から下落し159円ちょうど付近まで下がったが、その後反発。1月14日につけた159.45円を超え、年内最高値の159.67円まで高値を切り上げた。ユーロドルは10時台から軟調に推移し、15:30までに1.1496ドルまで下落している。
本日のポイントは、21:30に発表される米・第4四半期GDP【改定値】と米・1月PCEデフレーターだ。GDPは、米国内で新たに生産された財やサービスの付加価値の合計を示す指標である。市場予想は前期比+1.4%で、速報値通りの結果が見込まれている。今回は改定値のため、速報値に比べて市場の注目度はやや低下するが、速報値からの乖離があった場合はドルの売買に影響を及ぼす可能性がある。同時刻21:30には、1月PCEデフレーターも発表される。PCEデフレーターは、商務省経済分析局が発表する指数で、個人の消費支出がどれだけ増減したかを見る際に、物価変動による影響を調整するために用いられる。名目個人消費支出をPCEデフレーターで割ることで実質個人消費支出が算出される。変動の激しい食品とエネルギーを除いた数字は、コアPCEデフレーターとして同時に発表される。市場予想は+2.9%、PCEコア・デフレーターは+3.1%で、前回から横ばいとなることが見込まれている。結果が市場予想を上回ればドル買い、下回ればドル売りの材料と判断される可能性がある。