底堅いドル買いが続く一方、為替介入への警戒感もみられる
掲載日:2026.03.17
本日のポイント
- 独・3月ZEW景況感調査
- 米・2月住宅販売保留指数
16日のNY市場では、ドル円が方向感を欠く中、ユーロがやや買われた。NY市場序盤からは原油価格の下落に伴うドル売りが先行した。ただ、円買い材料は為替介入への警戒感以外に乏しく、相対的にユーロ買いが優勢となったか。ドル円は序盤に159円を割り込み、158.85円まで下落。その後は159.00円を挟んでもみ合いとなった。ユーロドルはNY市場序盤から上昇し、1.149ドル台でしばらくもみ合った後、1.1523ドルまで上値を切り上げた。
本日の東京市場では、ドルがやや買い戻された。原油価格に左右されやすい状況が続く中、ドルの底堅さが維持されている。ドル円は午前中に159.45円まで上昇した後、159.3円台を中心にもみ合いとなっている。前日のNY市場よりやや高い水準でのもみ合いとなっているが、160円が近づいていることから為替介入への警戒感が強まり、買いの勢いは出にくい状況が続いている。ユーロドルは1.149ドル台でのもみ合いがしばらく続いたが、東京市場終盤に下落し、1.1466ドルまで水準を切り下げた。
本日のポイントは、19:00発表の独・3月ZEW景況感調査と、23:00発表の米・2月住宅販売保留指数だ。ZEW景況感調査は、ドイツの今後6カ月の景況感に対する期待を示す指標で、指数が0を上回れば景気に楽観的な見方、0を下回れば悲観的な見方を示す。市場予想は+39.0とプラス圏を維持する見込みだが、前回の+58.3と比べると楽観的な見方は後退している。中東情勢の悪化を背景とした景気後退への懸念が強まっている可能性がある。予想以上に低下した場合は、ユーロ売りの材料と判断される可能性がある。23:00発表の米・住宅販売保留指数は、米国内で売買契約は済んでいるものの、最終引き渡しが完了していない物件をもとに集計した指標だ。市場予想は-0.6%で、前回の-0.8%からはやや改善する見込み。ただ、予想通りとなれば3カ月連続でのマイナス圏となる。結果が市場予想を上回ればドル買い、下回ればドル売りの材料と判断される可能性がある。