為替介入への警戒感からかドル円の上値重い
掲載日:2026.03.19
本日のポイント
- 米・前週分新規失業保険申請件数
- 欧・ECB政策金利発表
18日のNY市場では、序盤にドル買いが先行した後、FOMCの政策金利発表まで揉み合う展開となった。FOMCの発表後にドル買いが再度強まった。政策金利は市場予想通り据え置きで、同時に発表された金利・経済見通しも前回から変更はなく、年内1回の利下げ予想が維持された。ドル円は序盤に159.58円まで上昇した後、FOMCの発表まで159.4円台で揉み合った。発表後に買いが強まり、159.89円まで高値を切り上げた。ユーロドルは1.149ドルまで下落した後、一時1.151ドル台付近で停滞した。FOMCの発表後に1.147ドルまで値を下げた。
本日の東京市場では、ややドル売り・円買い傾向。日銀の政策金利発表では2会合連続となる利上げ見送りとなった。利上げを進める姿勢は維持したが、中東情勢の緊迫化に伴う原油高などが経済や物価に与える影響を見極める考えだ。サプライズなく通過したため、為替市場への影響は限定的だった。ドル円は159.7円台を中心とした揉み合いで推移した後、一時159.54円まで下落。その後、159.7円付近まで一度持ち直したものの、上値は重い。160円が近づいていることで為替介入への警戒感が強くなっている。ユーロドルは午前中に1.1491ドルまで上昇した後、じわじわと押し戻されている。
本日のポイントは21:30の米・前週分新規失業保険申請件数と、22:15のECB政策金利発表だ。新規失業保険申請件数は、失業者がはじめて申請した失業保険給付の申請件数を測定し、1週間分のデータを発表するものだ。市場予想は21.5万件で、前回の21.3万件からやや増加する見込みだ。予想以上に増加した場合、ドル売り材料となる可能性がある。22:15にはECBの政策金利発表が予定されている。市場では据え置きとなることが確実視されている。そのため、焦点は今後の方針だ。原油価格高騰によるインフレリスクの増大から、市場では年内2回の利上げが見込まれている。しかし、欧州ではドイツ単体やユーロ圏全体でのZEW景況感調査の結果が大幅に低下するなど景気後退への懸念もあるため、利上げに慎重になる可能性もある。すでに2回の利上げがある程度織り込まれているため、声明文やラガルド総裁の会見で利上げ期待が後退する内容が示されれば、ユーロが売られる可能性がある。