米8月CPI発表待ちで様子見の様相を呈す
掲載日:2025.09.11
本日のポイント
- 欧・ECB政策金利
- 米・8月消費者物価指数
10日のNY市場では、21:30に発表された米・8月生産者物価指数(PPI)が市場予想を下回ったことを受けてドルが売り優勢。ドル円はPPI発表直後に147.10円まで下落するもすぐに元の水準まで回復。その後は米10年債の堅調な入札結果が重しとなり、やや値を下げ147.3円台で推移した。ユーロドルはPPI発表後、1.1730ドルまで上昇した。NY市場後半では伸び悩み反落し1.17ドルを割り込んだ。はっきりとした値動きが出ず、本日発表のECB政策金利や米・8月消費者物価指数の結果待ちの様子が伺える。
本日の東京市場での為替相場は方向感に欠ける値動きが続いた。ドル円は147.3円~147.4円台で上下。ユーロドルは1.169ドル台で推移した。ただ14時台からはやや円売りドル買いの動きが出ており、ドル円やクロス円の上昇、ドルストレートの小幅な下落が発生している。
本日の指標は21:15のECB政策金利の発表が予定されている。ECB政策金利は2024年7月会合から25年6月会合まで7会合連続で引き下げられたが、前回の7月会合で8会合ぶりに据え置かれた。今回の市場予想は2.15%。2会合連続となる据え置きが見込まれる。今回の焦点は、政策金利発表よりも21:45から行われるラガルドECB総裁の会見に当てられている。利下げサイクルの終了という見方もある中、先行きについて触れる発言がなされるのか注目したい。また、21:30には米・8月消費者物価指数(CPI)が発表される。同指標は、米国の消費者が購入する商品とサービスの価格変動を測定したもので、米国のインフレ指標の中で最も注目される指標である。市場予想は前年同月比2.9%で、前回の2.7%から伸びの増加が予想されている。ただ昨日発表されたPPIが市場予想を下回っていたことを受け、CPIの下ブレに対する警戒感が強くなっている。伸び幅の拡大が見込まれる中、予想に反して前回結果を下回った場合、9月FOMCでの大幅利下げの可能性が高まり、ドル売り圧力となる可能性があることに注意したい。