ドル軟調に推移、FOMCを睨んだ値動きか
掲載日:2025.09.15
本日のポイント
- 米・9月NY連銀製造業景気指数
- ラガルドECB総裁の発言
12日のNY市場は、ドル売り傾向での推移となった。それまでの欧州時間はドル買いで推移しており、ドル円は一時148円を超え11日に付けた高値に迫る上昇、ユーロドルもドル買い傾向だった。23:00に発表された米・9月ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)は市場予想58.0に対して結果は55.4と予想を下回った。水曜に控えるFOMCでの利下げ期待に加え指標が弱い結果だった影響もあり、強く買い戻されることなくドルは軟調に推移。9日に史上最高値を更新したゴールドは大きく崩れることなく高値圏での揉みあいとなった。
本日の東京市場は、敬老の日により休場。同時間帯の取引は小幅な円買い傾向で推移した。朝方に147.7円台まで小反発したドル円は、一時147.34円まで下落。円はユーロに対しても買われ、ユーロ円は一時173円を割り込む水準まで下押し。ユーロドルは1.172ドル~1.174ドルのレンジから、東京時間終了後の16時過ぎに急反発。円、ドルどちらに対しても買われる動きを見せている。
本日の指標は、21:30に米・9月NY連銀製造業景気指数が予定されている。同指標は、ニューヨーク州の約200の製造業者を対象にした調査により製造業部門の景況感を測定したものである。フィラデルフィア連銀製造業景気指数やISM製造業購買担当者景気指数に先んじて発表されるため速報性が高いとされている。0を上回る数値は景況感の改善を示し、0を下回る数値は景況感の悪化を示す。3月からの4か月間はマイナス圏で推移していたが、7月、8月はマイナスを見込んでいた市場予想に反してプラス圏を回復。今回の市場予想では4.8と、前回の11.9からは減少するもプラス圏は維持される見込み。予想に反して0を下回ればドル売りの材料となる可能性がある。また、27:10からはラガルドECB総裁の発言が予定されている。先週、ECB政策金利は市場予想通り据え置き。その後の記者会見では利下げサイクルの終了を伺わせるような発言が聞かれただけに、同氏の発言が注目される。