FOMCの結果に注目集まる
掲載日:2025.09.17
本日のポイント
- 米・8月米住宅着工件数
- 米・FOMC政策金利
16日のNY市場では、序盤は21:30に発表された米・8月小売売上高の結果が市場予想を上回った影響で、ドル買いが強まる場面が見られた。同指標発表直後、ドル円は一時147.25円まで上昇、ユーロドルは1.1785ドルまで下落した。しかし、ドル買いは続かず反転。ドル円は146.27円の安値をつけた。ユーロドルは7月1日につけた年内最高値を上抜け、1.1878ドルまで上昇した。ゴールドは揉み合い傾向だったものの、一時的な上昇で史上最高値を2,703ドルまで更新した。
本日の東京市場は小幅な値動き。ドル円は午前中に一時円買いが強まり、146.21円まで下落して8月14日の安値に並ぶ場面があったものの、その後すぐに値を戻し、146.4円~146.6円の間で方向感に欠ける値動きとなった。ユーロドルは寄付後に1.1852ドルまで値を落とした後、1.185ドル台での小幅なレンジで推移した。なお、ドルは、対円・対ユーロともに東京市場閉場後の16時台からは買われている。ゴールドは反落し、3,670ドル台で取引された。
本日の指標は、21:30に米・8月米住宅着工件数の発表が予定されている。同指標は1ヵ月間に建設が開始された新規建物の増減数を測定するものである。この指標は景気に大きく影響を及ぼす住宅分野の指標として注目されており、新築住宅販売戸数や中古住宅販売戸数の先行指標となっている。今回の市場予想は年率換算件数136.5万件で、前月の142.8万件から減少する見込み。なお、本日は政策金利の発表が控えている為、市場に与える影響は大きくならない可能性がある。27:00に発表されるFOMC政策金利では、政策金利が4.50%から4.25%へ引き下げることがほぼ確実視されている。なお、この25bpの利下げはここ最近のパウエルFRB議長や指標結果から市場はすでに織り込み済み。焦点は50bpの大幅利下げになるかという点と、年内の利下げ見通しという点である。大幅利下げについては一部で思惑が出ており、もし実現されればドル売りの強い材料となる可能性がある。また、今回の会合ではFOMCメンバーによる最新の経済見通しが同時に発表される。6月の時点では、年内2回の利下げ予想が中央値となっていた。市場では労働市場の悪化懸念から年内3回の利下げが優勢とみられている。発表内容と一致した場合は米ドル売り圧力が強まる可能性が考えられる。また、声明文や27:30から行われるパウエル議長の定例会見の内容にも市場が影響される可能性が考えられる。ドル買い、ドル売りどちらに動いても対処できるよう準備しておきたい。