パウエルFRB議長の会見をきっかけにドル買い強まる
掲載日:2025.09.18
本日のポイント
- 米・前週分新規失業保険申請件数
- 米・8月景気先行指標総合指数
17日のNY市場では、FOMC政策金利発表までは小幅な値動きで、ドル円は146.3円を挟んで方向感なく推移。27:00に発表されたFOMC政策金利は市場予想通り0.25%の利下げとなった。同時に発表された声明文では米労働市場の減速を懸念した文言が示された事に加えて、金利・経済見通しでは、FED高官が年内にあと2回の利下げを予想している事が示された。この発表を受け、市場はドル売りで反応し、ドル円は一時145.5円まで下落。しかし、27:30から行われたパウエルFRB議長の記者会見での発言が、市場が想定していたよりタカ派寄りの発言だったことで147.04円まで反騰した。ユーロドルは政策金利発表直後は1.1918ドルまで上昇したものの、反落し1.1807ドルの安値をつけた。ゴールドは一時3,707ドルまで上昇したものの反落している。
本日の東京市場では、FOMC政策金利発表を通過したことによるドルの買戻しや、パウエルFRB議長の会見内容を受けて、昨夜のNY市場に続き円売りドル買いの流れ。ドル円は147.53円まで上昇した。なお、この高値付近には9月4日の高値を起点としたトレンドラインを引け、抵抗として意識される可能性がある。ドルはユーロに対しても買われ、ユーロドルは一時1.178ドルまで下落。ユーロ円は173円台後半で方向感なく推移した。なお、東京市場閉場後にユーロ買いの動きが出ており、ユーロドルは買戻され、ユーロ円は9月8日につけた年内最高値の174.2円を超えている。
本日の指標は、21:30に米・前週分新規失業保険申請件数が発表される。同指標は、米国内で失業者が失業保険を初めて申請した件数を集計した指標である。今回の市場予想は24.0万件で、大幅増加となった前週から減少する見込み。市場予想に反して前週同様の結果や上昇を示した場合、ドル売り材料となる可能性があるため注意したい。また、23:00には米・8月景気先行指標総合指数が発表される。同指標は景気の変動を量的に捉え、景気循環のピークやボトムを見極めるために参照される指数であり、業種を横断して合成される景気指数であることから、単一の指標よりも総合的な景気動向を測ることができる。今回の市場予想は-0.2%で、前回の-0.1%からさらに景気の減退を示す見込み。為替市場への影響があらわれにくい指標ではあるものの、予想を上回ればドル買い材料となる可能性があるため、注意したい。
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