パウエル議長の講演に注目
掲載日:2025.09.23
本日のポイント
- 米・9月購買担当者景気指数
- パウエルFRB議長の講演
22日のNY市場での為替は、25:00から行われたミランFRB理事の発言内で「現行の金融政策は引き締めすぎ」との意見が示されたことをきっかけにややドル売りに傾く場面が見られた。ドル円は147円台半ばで支えられながらも、148円目前の水準では上値の重さが伺える展開。ミラン氏の発言後に147.6円台まで値を下げたものの、下落は続かず停滞している。ユーロドルはミラン氏の発言後から上昇し1.18ドルを超えた。テクニカル的に見ると日足20SMA付近で支えられた形となった。ゴールドは続伸し、3,748ドルまで値を上げた。
本日の東京市場は、秋分の日により休場。本日午前中はドル売り傾向だったが、午後はドルが買い戻され、小幅に推移した。ドル円は午前中に147.60円まで下落するも147.86円まで買い戻され、午後は147.7円台〜147.8円台でもみ合い。ユーロに対しても午前中はドル売り傾向で、ユーロドルは一時1.1820ドルまで上昇。ただ午後は反落し、昨日のNY市場終盤の水準まで値を下げた。ゴールドは高値圏でのもみ合いとなっている。
本日の指標は、22:45に米・9月購買担当者景気指数(PMI)速報値が発表される。同指標は製造業と非製造業それぞれの数値が発表され、製造業部門の数値が特に注目される。製造業PMIは、800社の製造業者から取ったアンケートを集計したもの。50を上回ると景気拡大傾向、下回ると景気後退傾向を示す。8月の製造業PMI速報値は53.3で7月の49.8から大幅に上昇し、2022年5月以来の高水準となりドル買いを強める材料となった。今回の市場予想は52.2で8月の確報値53.0からやや低下する見込み。予想に反して増加となればドル買いの材料となる可能性が高いものの、予想以上に下落し50を下回ることがあればドル売り材料と判断される可能性があるため注意しておきたい。また、25:35からはパウエルFRB議長の講演が予定されている。今回の講演のテーマが「米経済見通しについて」であり、さらに質疑応答もあることから注目を集めている。労働市場の弱含みから年内2回の追加利下げが見込まれている一方で、トランプ関税によるインフレへの影響が軽微にとどまるのか不透明感が高く、どのような見通しが示されるか確認したい。