方向感に欠ける小幅な値動き続く
掲載日:2025.09.24
本日のポイント
- 米・8月新築住宅販売件数
- サンフランシスコ連銀デイリー総裁の講演
23日のNY市場は、方向感にかける値動きとなった。25:35から行われたパウエルFRB議長の講演では、「利下げを急ぎすぎればインフレが再び急上昇するリスクがある」とした一方で、「利下げを過度に緩やかなペースで進めれば失業率が不必要に上昇する恐れがある」とも指摘。講演後、市場ではややドル売り傾向となった。ドル円は22:45に発表された米・9月購買担当者景気指数(PMI)の結果が市場予想を下回ったことやパウエル議長の講演を受けて上値重く、147円台後半でのレンジとなった。ユーロドルはNY市場前半では1.18ドルを挟んで小幅な揉み合い、パウエル議長の講演後に1.1818ドルまで上昇し東京市場につけた高値に並んだ。
本日の東京市場では、緩やかなドル買い傾向で推移した。自民党総裁選に立候補している高市早苗前経済安全保障担当相がこの日の会見で金融政策について発言したが、円相場の反応は限定的だった。NY市場終盤で147.5円だったドル円は上昇し、一時147.96円をつけた。ユーロドルは小幅に下落し、1.1792ドルの安値をつけた。なお、東京市場終了後もドル買いが続いており、ドル円は148円を超える上昇、ユーロドルは昨日の安値を試す展開となっている。
本日の指標は、23:00に米・8月新築住宅販売件数の発表が予定されている。同指標は、前月に販売された新築住宅戸数を測定する指標である。住宅市場は消費に大きな影響を与えることから米国の景気の先行指標として中古住宅販売件数とともに重要視されている。今回の市場予想は65.0万件で、前回の65.2万件からやや減少する見込み。ローン金利の上昇により2022年以降弱い結果が続いている。労働市場が悪化していることもあり、住宅市場のさらなる減速が危惧される。市場予想から大幅に乖離する悪化がみられた場合、市場はドル売り材料と判断する可能性があるため注意したい。また、29:10からサンフランシスコ連銀デイリー総裁の講演が予定されている。同氏は、FOMCでの投票権を持たないが、「インフレの長期化を懸念しすぎて労働市場を支援しないことは望まない」と、利下げを支持していた。今回の発言機会で金融政策に触れる場面があるか確認したい。