ドル円150円目前にして値を下げる展開
掲載日:2025.09.29
本日のポイント
- ウォラーFRB理事の発言
- 米・8月中古住宅販売保留指数
26日のNY市場では、21:30に発表された米・8月PCEデフレーターが市場予想通りだった事から目立った反応は見られなかった。しかし、23:00に発表された米・9月ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)が市場予想を下回る55.1だったことでドル売りが発生した。市場予想は速報値通りの55.4だった。ドル円は149.42円まで下落、ユーロドルは1.1704ドルまで上昇した。なお、その後は大きく動くことなく、週末を控えた中でNY市場後半は方向感に欠ける値動きとなった。
本日の東京市場では、ドル売り円買いで推移。先週は米国指標の堅調な結果などを背景として、24日安値の147.52円から26日高値の149.96円まで、一時2円以上の上昇となったが、150円を目前に失速。本日の東京市場ではじり安の展開となり、一時147.38円まで値を下げた。14時から行われた野口日銀審議委員による講演も一層下押しする要因となったか。ドルは対ユーロでも売られる展開。ユーロドルは1.1731ドルまで上昇した。一方でユーロ円はドル円に連れ安して174.46円まで下落。金曜日の安値を下回った。
本日の指標は、20:30からウォラーFRB理事の発言が予定されている。同氏はボウマンFRB副議長と並ぶハト派として知られる。ボウマン氏は先週金曜の講演で、「インフレ率はFRBの目標に十分近く、雇用市場の弱さを理由に追加利下げが正当化される」と発言。週末の閉場が近かったこともあってか、市場はボウマン氏の発言に反応を示さなかったが、ウォラー氏の発言にもハト派姿勢を強調する文言があれば、ドル売りの材料と判断される可能性があるため確認したい。また、23:00には米・8月中古住宅販売保留指数が発表される。同指標は署名済であっても引き渡しがされていない中古住宅を集計したものである。予想より高い結果となれば米ドルにとって買い材料とされるが、予想より低い結果であれば米ドルにとって売り材料とされることが一般的。前月は-0.4%で保留の減少を示したが、今回の市場予想は0.1%の増加となっている。為替市場への影響が出にくい指標ではあるものの、予想に反して減少を示すことがあればドル買い材料と判断される可能性があるため注意したい。
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