日銀の利上げ観測広がり円買い強まる
掲載日:2025.09.30
本日のポイント
- ジェファーソンFRB副議長の発言
- 米・8月JOLTS求人件数
29日のNY市場では、序盤には円売りの動きも見られたが、長くは続かず円が底堅く推移。ドル円はNY市場までで149.47円から148.47円の安値まで下落していた中、一時148.80円までの戻りをつけた。ただ、148.80円付近では上値が重く、欧州時間につけた安値付近まで反落。その後は148円台半ばで方向感なく推移した。円はユーロに対しても同様で、ユーロ円もNY市場序盤では戻りを試す場面も見られたが、すぐに反落。ゴールドはNY市場スタートまでに史上最高値を3,830ドルまで更新。NY時間には3,800ドル台前半での揉み足を展開し高止まりとなった。
本日の東京市場では、月末・ゴトー日でもあることから、仲値に向けて円売りドル買いが強まった。ただ、仲値通過後は下落に転じ、東京市場閉場の15:30時点で148.09円まで値を下げる展開。日銀の利上げ観測や米国の利下げ見通しからか、円高ドル安の圧力が根強く感じられる動きとなった。ドルはユーロに対しても売られ、ユーロドルは朝方の1.1710ドル付近から大引け前には1.1740ドル近辺まで上昇。ユーロ円は仲値まではやや上昇したものの、その後は大きく反落。ドル円の値動きに強く引かれる動きを見せた。
本日の指標は、19:00にジェファーソンFRB副議長の発言が予定されている。同氏はハト派寄りのスタンスとされている。また、次期FRB議長候補の一人でもある。今回の発言機会の中で今後の金融政策や利下げペースに関する言及があるか確認したい。また、23:00には米・8月JOLTS求人件数が発表される。同指標は、企業の求人件数・採用件数・離職件数などを示す経済指標で、景気の先行指標として注目される。今回の市場予想は720万件で、前回の718.1万件からの増加が見込まれている。前回発表では予想以上の減少を示したことでドルが売られることとなった。労働市場の弱さが米国経済の懸念事項となっているため、今回も予想と結果に乖離があれば市場への影響が強くなる可能性がある。指標結果とマーケットの反応を注意深く見守りたい。