自民党総裁選の影響続きドル高円安進行
掲載日:2025.10.07
本日のポイント
- 米・ボウマンFRB副議長の発言
- 米・ミランFRB理事の発言
6日のNY市場では、円売りドル買いで推移。NY市場序盤ではドル売り円買いの動きも見られたが一時的なものにとどまった。ドル円は21:00台に149.75円まで下落したものの、その後は堅調に推移。150.3円台前半まで値を戻した。ユーロ円は欧州市場ではフランスの首相辞任を受けた政情的不安から下落したが、NY市場では反騰し、東京市場で付けた高値圏まで値を戻した。ユーロはドルに対しても買い戻され、1.165ドル台から一時1.172ドルまで上昇。ゴールドは3,970ドルまで上値を伸ばし、その後は高値圏での小幅な値動きとなった。
本日の東京市場では、前日から続く円安の流れが継続。10月の日銀会合での利上げが市場に期待されていた中、高市氏が自民党総裁に就いたことで利上げ観測が後退。ドル円は午前中に150.61円まで上昇し、昨日の高値を超えた。その後、買いが一服すると一度上げ幅を縮小したものの、14:00過ぎからは再び円売りが強まると、150.70円と午前中の水準を上回った。ユーロ円も午前中に176.34円まで上昇し前日の高値を超えた。その後はドル円ほどの買いの流れは発生せず、高値圏での揉み合いとなっている。ゴールドは3,977ドルまで上値を伸ばしたが、東京市場終盤では反落している。
本日のイベントは、23:00からFRBの要人発言が予定されている。23:00からアトランタ連銀ボスティック総裁、23:05からボウマンFRB副議長、23:45からミランFRB理事、24:30からミネアポリス連銀カシュカリ総裁と発言機会が相次ぐ予定。また、29:05からは再びミランFRB理事が発言する。特に注目すべきはハト派スタンスをとっているミランFRB理事(23:45~、29:05~)とボウマンFRB副議長(23:05~)だろう。ミラン副理事は大幅な利下げを推進しているが、他に賛同するFRBメンバーがいないと見られている。その中でボウマンFRB副議長などが大幅利下げについて言及した場合、ドル売りの材料と判断される可能性が高いため内容を確認したい。米政府が発表する経済指標が政府機関閉鎖の影響で延期されている中、要人発言が通常以上に市場を動かす材料とみられる可能性にも注意したい。