本日も全面的な円安止まらず、ドル円は2月以来の高値
掲載日:2025.10.08
本日のポイント
- 米・セントルイス連銀ムサレム総裁の発言
- 米・FOMC議事要旨の公表
7日のNY市場でも、日本の財政見通しを巡る懸念から発生している円売りが続いた。ドル円は3月3日から抵抗となっていた150円台後半〜151円台前半の水準を突破し、2月19日以来の152円台に乗せた。また、ユーロ円は177円を突破し、史上最高値をさらに更新するなど、円の弱さが際立っている。なお、ユーロもフランスの政治的不確実性を背景に下落しており、ユーロドルは1.1647ドルまで低下。9月26日の安値に並んだ。欧州市場で3,940ドル台まで反落していたゴールドは、NY市場で再び買いが入り、3,990ドルまで上値を伸ばした。
本日の東京市場でも円売りが先行。ドル円は午前中に152.65円まで上昇して高止まり。ユーロ円も午前中に上値を伸ばし、一時177.46円をつけた。スイスフラン円も190.77円まで上昇し、過去最高値を更新した。豪ドルが昨年11月以来の100円超えとなったほか、ポンドは204.47円と1年3カ月ぶりに高値を更新。ただ、NZ準備銀行が本日、市場予想を上回る大幅な利下げを発表したことで、ニュージーランドドルは88.30円から87.45円まで急落。円に対しても値を下げている。ゴールドの上昇は止まらず、4,037ドルまで上昇。連日の最高値更新を続けている。
本日は、22:20からセントルイス連銀ムサレム総裁の発言が予定されている。ムサレム氏は9月30日の講演で、「政策が過度に緩和的となり得る時点までの余地は限られており、慎重に進める必要があると考えている」と追加利下げに慎重な姿勢を伺わせている。インフレへの強い警戒感が訴えられればドル買いをさらに勢い付ける可能性があるため、内容を確認したい。また、27:00には9月に開催されたFOMCの議事録が公表される。9月会合では昨年12月以来となる利下げが決定された。インフレへの警戒感が残っているものの、労働市場の下方リスクが高まっていることを受けての決定だと明かされている。会合前は利下げに慎重な意見なども聞かれたが、大幅利下げを支持していたミラン氏以外の全員が賛成票を投じた。各メンバーが賛成した経緯について議事録で確認し、今月28~29日に予定されている会合への手掛かりとしたい。
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