円売り根強く、ドル円は153円を突破。
掲載日:2025.10.09
本日のポイント
- 米・パウエルFRB議長の発言
- 米・ベッセント米財務長官とボウマンFRB副議長の対談
8日のNY市場でも、円売りが根強かった。27:00に公表されたFOMC議事要旨では「インフレ見通しに対する上振れリスクを重視する参加者が過半数を占めた」と記されており、インフレへの懸念から利下げに慎重な意見も多く見られたことが分かった。なお、為替市場への即時的な影響は見られなかった。NY市場序盤のドル円は、欧州市場で153円で抵抗されたことをきっかけとした下落から始まったが、152.4円で支えられ再び高値を目指す値動きとなった。ユーロ円も序盤に177.2円まで下落したが、その後は反騰している。続落しているユーロドルは1.160ドルまで下落したあと戻りを試す展開となった。東京市場で4,000ドルの大台を超えたゴールドは4,059ドルまで上値を伸ばした。
本日の東京市場では、円売りが一服し、方向感に欠ける値動きが続いていたが、終盤で再び円売りが強まった。ドル円は152円台で小幅な揉み合いをこなした後、15:00台に入ると上昇を始め、昨日の高値を超えて153.03円をつけたところで閉場。ユーロ円も終盤で177.93円まで上値を伸ばしている。ゴールドは早朝から下落していたが4,000ドル付近では買い支えの動きがみられる。
本日のイベントは、21:30から予定されているパウエルFRB議長に注目したい。昨日公表された9月会合での議事要旨では、インフレが粘り強く続く中、金利をどこまで引き下げるべきかについては不確実性があることが分かった。また、今週あった複数のFRB当局者のコメントも、将来の利下げに対する慎重な姿勢が反映されていた。一方で、市場では10月と12月に0.25%の追加利下げを実施するとの見方が優勢であるため、FRB関係者からこれを裏付けるような見解が示されるのか注目したい。また、21:45から行われるベッセント米財務長官とボウマンFRB副議長の対談も注目イベントだ。両氏ともこれまで利下げに積極的な姿勢を見せており、本日の対談でも今後の利下げを支持する内容となるのか確認したい。