東京市場序盤はドル安傾向も、決め手を欠き値を戻す。
掲載日:2025.10.16
本日のポイント
- 米・10月フィラデルフィア連銀製造業景気指数
- 米・10月NAHB住宅市場指数
15日のNY市場では、米・10月NY連銀製造業景気指数が10.7と、市場予想の-1.8を上回る強い結果となり、序盤はドル買いとなったものの、その後は反落。前日のパウエルFRB議長によるハト派な認識を示した発言が再度意識されたことや、米中貿易摩擦の先行きの不透明性が嫌気されたか。ドル円は一時151.73円まで上昇し、東京市場前の水準まで値を戻したが、その後151円ちょうど付近まで反落。ユーロドルは1.1610ドルまで下落した後、1.1647ドルまで上昇し、この日の高値を更新。ゴールドは4,180ドル~4,200ドルの高値圏で揉みあいとなった。
本日の東京市場では、昨日のNY市場の流れを継ぎ、序盤はドル安傾向で推移。しかし、11:00台から流れが変わりドルが買われている。ドル円は一時150.51円台まで売られ、7営業日ぶりの安値をつけたが、その後反騰し、151円台に戻したところで閉場。ユーロドルは午前中に1.1675ドルまで上値を戻したが、朝方の水準まで反落した。また、ゴールドは4,241ドルまで高値を更新した後、4,200ドル付近まで反落。押し目買いが入り、4,227ドルまで値を戻し東京市場での取引を終えた。
本日のイベントは、21:30から米・10月フィラデルフィア連銀製造業景気指数の発表が予定されている。同指標は、フィラデルフィア地区の製造業部門の景況感を測定する指標である。0を上回れば製造業部門の景況感の改善を示し、0を下回る数値は悪化を示す。米ISM製造業購買担当者景気指数と相関性があり、先行指標として意識されている。今回の市場予想では10.0で、前月の23.2からは低下するもののプラス圏の水準を維持することが見込まれている。昨日の10月NY連銀製造業景気指数が予想を大きく上回る強い結果となっただけに、本日のフィラデルフィア連銀製造業景気指数も堅調な結果を示せば、ドル買いが強まる可能性がある。また、23:00には米・10月NAHB住宅市場指数が発表される。同指標は、住宅建設業者の景況感を表す指標。50を上回れば米国の住宅市場に建築業者が明るい見通しを持っていることを示すが、2022年以降は50を下回ることが多い。今回の市場予想は33と、前回の32からほぼ横ばいとなる見込み。為替市場への大きな影響は出にくい指標ではあるものの、政府機関閉鎖の影響でデータ不足気味であるだけに、予想と結果に大きな乖離が生じれば神経質に反応する可能性もあるため注意したい。