高市氏の首相就任濃厚で高市トレード再燃か。
掲載日:2025.10.20
本日のポイント
- 欧・シュナーベルECB専務理事の発言
- ロンドンフィックス
17日のNY市場は、欧州市場の流れを継ぎ、ややドル高傾向で推移。米中対立や米地銀の信用リスクに関する懸念がやや後退したことを受けてのドルの買戻しか。ドル円は欧州市場で150円台に値を戻しており、NY市場では150.62円まで上昇した。ユーロドルは1.1654ドルまで下落。ユーロ円は175円台半ばで横ばいとなった。前日まで5営業日続伸していたゴールドは反落し、一時4,185ドル台まで値を下げた。
本日の東京市場では、円安傾向で推移。本日は、自民党と日本維新の会が連立に向けて最終調整を行う予定だったが、その結果連立政権の樹立に合意する方針が固まった。これにより、明日に控える首相指名選挙で高市氏の首相就任を織り込み、高市トレードによる円安が再燃したか。なお、午後には高田日銀審議委員が利上げに前向きな発言を行ったことで円買いが発生する場面もあった。ドル円は午前中に151.2円まで上昇したがその後150.51円まで反落している。ユーロ円も午前中に上昇しており、176.36円まで上値を伸ばした後、175.62円まで反落。ユーロドルは1.16ドル台後半での値動きとなっている。
本日のイベントは23:00にシュナーベルECB専務理事の発言が行われる予定。同氏は9月11日に「現状ではECBのさらなる利下げの理由は見当たらない」、9月15日に「ECBの政策金利は適切な水準にある」と述べていた。本日の発言でECBの利下げサイクル終了をさらに伺わせるようであればユーロ買いの材料と判断される可能性がある。なお、本日は米国のイベントは予定されておらず、24:00のロンドンフィックスによる値動きが活発となる可能性がある。ロンドンフィックスとはロンドン市場の対顧客向けの為替基準レートが公表される時間のことで、日本の仲値にあたる時間である。この時間帯では輸出企業の決済資金や銀行・ファンドによる大口の注文など多くの取引が集中し、為替レートが大きく動く傾向がある。また、ゴールドの現物取引レートが決定する時期でもあるため、ゴールドのボラティリティが拡大する可能性もある。ゴールドは先週に4,381ドルまで上昇した後、週末に大幅な反落があった。このまま下落の勢いを強めるのか、再度高値を目指して上昇するのか、市場参加者の出方を伺いたい。