城内成長戦略相の発言受け円高傾向で推移
掲載日:2025.10.28
本日のポイント
- 米・8月ケース・シラー米住宅価格指数
- 米・10月消費者信頼感指数(コンファレンスボード)
27日のNY市場では、為替市場全体的に方向感に欠ける値動きとなった。一連の中銀金融政策決定会合に向けた様子見ムードか。なお、米中通商合意を巡る楽観的な見方から、オセアニア市場で大きく上窓をあけて寄り付いたオセアニア通貨や人民元は、NY市場でも大きく崩れることなく高値圏を維持している。ドル円は一時153.2円まで上昇するも、前日高値に届かず反落した。ユーロドルは1.1637ドルを中心としたレンジで推移。ただ終盤では買いが入り1.165ドルまで上昇した。ゴールドは4,000ドルを下抜け、3,980ドル台で閉場した。
本日の東京市場では、円高傾向で推移した。午前中に城内成長戦略相が、円安が家計・企業の実質購買力を低下させる面があると指摘したことが、円高傾向で推移した要因と考えられる。ドル円は朝方から軟調に推移し、151.76円まで下落。終盤でやや買い戻され151.97円付近で閉場した。ユーロ円は一時177.04円の安値を付けた後、177.25円まで値を戻した。一方でユーロドルは上値を伸ばした。1.1646ドルまで下落した後、1.1679ドルまで反騰し東京市場での取引を終えた。ゴールドは昨日のNY市場に続き下落。3,900ドル台前半まで値を下げている。
本日の指標は22:00に米・8月ケース・シラー米住宅価格指数が発表される。景気に大きな影響がある住宅市場の動向を確認する上で重要な指標とされている。今回の市場予想は前年比1.3%で、前回の1.8%から伸び幅が縮小する見込み。なお、同指標は為替市場への影響が出にくい指標であり、より注目されるのは23:00に発表される米・10月消費者信頼感指数(コンファレンスボード)であろう。同指標は、米民間調査機関コンファレンスボードが、5,000世帯を対象に、景気や雇用情勢などについて消費者に調査した結果をまとめたもの。ミシガン大学消費者信頼感指数とともに、経済活動全体に重要な役割を果たす個人消費に関する重要指標となっている。今回の市場予想は93.9で前月の94.2より低い値となる見込み。結果が予想を下回ればドル売りの材料となる可能性がある一方で、予想を上回ればドル買いの材料と判断される可能性もあるため注目したい。