米政府機関閉鎖の解消への期待でドル円上昇
掲載日:2025.11.10
本日のポイント
- 英・ロンバルデリBOE副総裁の発言
- 米・要人発言
7日のNY市場では、ドルがユーロに対して値を下げた。24:00に発表された11月ミシガン大学消費者態度指数の速報値は、市場予想53.2に対して結果は50.3と予想以上の悪化を示し、2022年7月以来の低水準となった。ドル円はNY市場序盤で153.37円まで上昇していたが、上述の指標発表を受け153.01円まで反落。ただ、153円付近では買い支えられ、その後153.59円まで上昇した。NY市場前半のユーロドルはそれまでの流れを継ぎ上昇。前出の指標発表後に1.1591ドルの高値を付けた。買いが一服した後は1.156ドル台まで値を下げて閉場した。
本日の東京市場では、米国政府機関閉鎖の解消や米中摩擦解消への期待感からドルが買われた。ドル円は前週終値から上窓を開け、153.7円でスタート。9時台には窓を埋める一時的な下落があったものの、その後は徐々に値を上げ154円まで上昇した。154円台では上値が重く、153.9円台で東京市場の取引を終えた。ユーロドルは朝方から下落し、一時1.1542ドルの安値をつけたが、1.155ドル台まで反騰。前週の終値付近まで値を戻した。
本日は注目が集まりやすい指標はないが、18:10からロンバルデリBOE副総裁の発言が予定されている。同氏は先日のBOE会合で据え置きに投票した5人のうちの1人。必要があれば政策金利を引き下げる余地は十分にあるとしている。ただ、労働市場の構造変化で経済の余剰が減少している可能性があり、これが持続的なインフレ圧力につながることを警戒しておりタカ派寄りのスタンスが伺われる。BOEの政策金利に対して市場では、次回の12月会合かその次の2月会合で利下げが行われると見込まれている。同氏の発言の中でタカ派的な発言があれば年内の利下げ観測が後退し、ポンドが買われる可能性がある。また、米国では、22:30にサンフランシスコ連銀デイリー総裁、23:45にセントルイス連銀ムサレム総裁がテレビ出演する予定。両名とも、先日の発言機会では10月の利下げは適切としつつも、インフレへの警戒感などを理由に年内の追加利下げには慎重な姿勢を示した。本日の発言でも同様の発言があれば年内の利下げ観測が後退し、ドル買いの材料と判断される可能性がある。
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